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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]毒島、イン圧逃V 史上15人目SG連覇 まるがめSGメモリアル

2018年8月28日 紙面から

優勝杯を手に笑顔の毒島誠=まるがめで(持木克友撮影)

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 香川県・まるがめボートのナイターSG「第64回ボートレースメモリアル」は27日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(34)=群馬=がインからコンマ11のスタートで逃げを決め、先月のオーシャンCに次ぎ史上15人目となるSG2大会連続Vを達成。賞金3500万円を加算して獲得賞金額は1億円の大台を突破、同ランキングは白井英治を抜いてトップに躍り出た。2着は笠原亮、3着には篠崎仁志が入った。

 鬼神のごとき強さだ。インからコンマ11の快ショットを決めた毒島誠が1Mを先に回るとあとは独り旅。先月の若松オーシャンCに続く史上15人目のSG連覇を飾るとともに、昨年の下関チャレンジから続くナイターSG3連続V。当地は初めてSGを制した地で「思い入れのある水面で勝てて良かった」とゴール後は小さくガッツポーズ。新ナイターキングの勢いは誰にも止められなかった。

 完勝に見えた優勝戦だが「特訓でかなりよくなかったので不安はあった」と複雑の心境を話す。だが、そんな不安も今シリーズの躍進を支えた行き足の良さは変わらなかった。「(スタートは)勘通り行けました。3周けっこう緊張していたし、いつもより丁寧に回りました」と心地よい汗をぬぐった。

 自分の力では出られないメモリアル。「選んでくれた桐生さんには本当に感謝です。地元とSGを初めて取らせてもらった舞台で恩返しができたと思う」と誇らしげに笑う。ナイターSG4Vは史上初の快挙で「本当ですか? 一個でも史上初というのが取れて良かった。ナイターしか勝ってないので、ぜひ、昼間も取りたい」と胸を張った。

 これで獲得賞金は1億円を突破し、賞金ランクは独走状態だ。このあとは地元周年などGIレースを経て、10月の蒲郡ダービーで史上3人目のSG3連覇、そしてナイターSG5Vの偉業に挑む。「先のことは何も考えてない。目の前の一個一個をしっかりやっていきたい。それが結果につながれば。グランプリもできる限り上位で乗れるように気を引き締めていく」。充実期を迎えた毒島の快進撃はまだまだ続きそうだ。

◆笠原、上出来2着

 4カドからコンマ06のトップSで見せ場を作った笠原亮だが、惜しくも2着。鋭い飛び出しでスロー勢にプレッシャーをかけたものの、湯川にへ先をかけられ、まくりは断念。差しに切り替え、2Mで内から伸びてきた柳沢を冷静に回して差し切って2着を確保した。「上出来です。気持ちいいSと、伸び切るまではいかなかったけど冷静にターンマークを回れて良かった」と大舞台での好レースに満足そうだった。

◆売り上げ好調

 台風20号の影響で23日(3日目)の開催が順延となった「第64回ボートレースメモリアル」だったが、6日間の売り上げが114億4010万4800円と目標の110億円を大きく上回った。

◆優勝戦VTR

 進入はすんなり枠なりの3対3。コンマ06のトップSを決めたカドの(4)笠原がスリットから力強くへ先をのぞかせたが、1Mまでに伸び返した(3)湯川に止められ、やむなく差しへ。一目散のイン逃げを図る(1)毒島が抜群の回り足と出足を発揮し、あっさり先制。バックでは後続を引き離す一方の圧勝だった。柔軟なハンドルさばきでまくり差した笠原が2着に浮上。最終2Mまでもつれた壮絶な3着争いは(5)篠崎が(2)井口の追い上げを抑えた。

◆戦い終わって

 篠崎仁志(3着) 足はいい状態でした。伸びは笠原さんの方が良かったけど道中とかは良かった。次はいい枠で優出できるようにしたい。

 井口佳典(4着) Sも遅かったし自分が悪い。後手に回っていたら勝てない。展示タイムも出ていたし足は問題なかった。

 柳沢 一(5着) まずまずの状態でいけた。1Mは展開を突けた。その後は仕方ない。もう少し直線(の足)を付けられたら。

 湯川浩司(6着) 精いっぱい頑張ることができたシリーズでした。Sはフルダッシュ。次の節からも精いっぱい頑張ります。

◆前本が2000勝

 前本泰和選手(46)=広島=は27日、まるがめボート3Rで抜きで1着となり、1992年5月のデビュー以来、26年3カ月で史上117人目の通算2000勝を達成した。5R後には同県の山口剛らに担がれ、水神祭を挙げた=写真。「6号艇でしたが、チャンスはあると思って前付けに。今節はエンジン的に厳しかったけど、最後にできて良かった」と喜ぶ。次の目標には「3000勝は無理。辞めるまでに2500勝できればね」と控えめに話した。

<毒島 誠(ぶすじま・まこと)> 1984(昭和59)年1月8日生まれの34歳。162センチ、52キロ。血液はB型。桐生市出身。桐生工業高等学校卒業。選手養成92期生、群馬支部所属。同期には安達裕樹、松村敏、大峯豊、浜崎直矢、深川和仁らがいる。03年5月・桐生でデビュー(3着)。06年9月・鳴門で初優勝。SG初出場は10年・オールスター(浜名湖)。13年・メモリアル(丸亀)でSG初優勝。ほか、17年・チャレンジカップ(下関)、18年・オーシャンカップ(若松)、同年・メモリアル(まるがめ)でビッグタイトルを獲得。GI7Vを含む通算優勝は46回。家族は元ボートレーサーの妻・幸美さん(旧姓池田)と1男1女。

 

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