トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[ボート]GI「第63回東海地区選手権」とこなめボートであす開幕

2018年2月9日 紙面から

 とこなめボートのGI「第63回東海地区選手権」は10日に開幕する。愛知、静岡、三重3支部の強豪が“東海チャンプ”の座を目指し、ハイレベルの戦いが繰り広げられる。中でも最多の23選手を擁する地元、愛知勢はエース池田浩二(39)を中心に鉄壁の構え。分厚い選手層を誇る静岡勢は菊地孝平(39)が大将格。そして三重勢は井口佳典(40)が昨年の津大会に続く連覇を狙う。また今回、本紙担当の横山佳彦記者ととこなめを熟知する高瀬勝三記者が、舟券に直結するお薦めエンジンをピックアップした。

菊地孝平、悲願へ闘志

相性抜群の水面

 菊地孝平がタレント豊富な静岡勢を引っ張る。SG5冠、GI優勝10回の実績を持つレーサーは、まだ手に入れていない東海チャンプのタイトル奪取へ気合十分で登場する。

 天性のS力はボート界屈指。シビアな調整力、的確なハンドルワークを併せ持つ。レースに対する真摯(しんし)な姿勢も光る。昨年末の住之江グランプリでは2年連続3回目のファイナリスト入り。充実期を迎えている中、黄金ヘルメット戴冠へも確実に近づいている。

 そのグランプリを含めて年末年始は4節連続優出をマークした。直前のからつGI周年記念こそ低調機を立て直せず予選突破はならなかったが、リズム自体は悪くない。自他ともに認める「夏男」で以前は暑い時期の活躍が目立ったが、昨年2月にホームプールの浜名湖でGI周年記念を制するなど今はシーズンを問わず強さを誇っている。

 とこなめは2004年の周年記念でGI初優勝を飾ったメモリアル水面。16年の周年記念も勝ち上がっている。当地で開催された東海地区選は2大会連続で優出中。相性抜群の水面で、今シリーズ狙うは主役の座のみだ。

池田浩二、逆襲エース

地元水面8連続優出中

 負けられない戦いだと自覚している。今年の東海地区選の舞台はとこなめ。池田浩二がエースとして看板を張る地元水面だ。

 改めて戦績を振り返ってみたが、やはり当地での強さは目を見張るものがある。何しろ、2016年2月の一般戦から現在、GI戦も含め8連続優出中。しかも昨年は3節走ってすべて優勝と文句なしの結果を残している。初日のドリーム戦1号艇からスタートする今回も、当然主役としてリリーズをけん引していくだろう。

 勝たなければいけない“事情”もある。とこなめでこそ無敵を誇った池田だが、昨年はここ数年で味わったことのない不振に陥った。SGでよもやの優出0。GIでも蒲郡、三国、宮島と5月までに3優出したが、それ以降はベスト6入りすることができなかった。「まだSGの権利を持ってないからね。クラシックやオーシャンのポイントも意識していかないといけない」。優勝なら3月の浜名湖クラシック、7月の若松オーシャンカップと2つのSG出場権も手に入るだけにいつも以上に気合が入る。

 「平和島は久しぶりにいい感じでエンジンが仕上がった」と今年最初のGI、1月の平和島周年でペラ調整の手応えもつかみ、臨戦態勢は整っている。

井口佳典、連覇へ気合

「勝てば名誉」

 昨年の津大会に続く連覇を狙う井口。「地区選は、何としても取りたいタイトル。東海地区は選手層が厚いし、勝てば非常に名誉がある。気合が入ります」と力を込める。

 地区選は2013、17年と過去2回制しているが、ともにホームの津。まだアウェーでの勝利はない。それだけに連覇はもちろん「とこなめで勝ちたいですね」と今回はそこにこだわりを見せる。

 かつては苦手の水面だった。スタート事故に度重なる転覆など思うように成績が上がらなかった。転機になったのは13年のSGグランドチャンピオン。白星は初日の1回きりだったが、中間着順を並べて堂々の優出4着。翌14年は3月の周年記念を制し、10月のSGダービーでも優出4着とすっかり手の内に入れた。

 「苦手だったのは持ちペラ制度の時代。今はやれるイメージしかない。もう一度、とこなめで大きいレースを取りたい。今回は思い切り暴れたいですね。東海4場全部取れたら価値も上がるでしょうし、まずは今年勝つことに集中する」

 先月30日の徳山周年初日で腰を痛め、途中帰郷した。直後は「歩くこともできなかった」というが、連日の整体通いでケアし「もう大丈夫。万全の体調で向かいます」と不安を一掃。アウェー、とこなめでの連覇を力強く誓った。

◆総展望 層が厚い愛知勢 勢いある三重勢 タレント豊富な静岡勢

 初日ドリーム戦の1号艇は地元のエース池田浩二が陣取る。昨年のSG、GI戦線は不振で、優勝は一般競走の3回。ただ、その3回はいずれもとこなめでのもので、ホームプールではさすがの強さとうまさを見せてくれる。反撃のきっかけを地元でつかみたい。

 安定度なら2日目ドリーム戦1号艇の井口佳典だろう。昨年はGI、GIIで優勝1回ずつ、SG優勝はなかったが4優出し、年間を通しての活躍が光った。地区選連覇へ気合が入る。

 菊地孝平も目が離せない。昨年のグランプリは1stから出場し、優出を果たした。直前のからつ周年は予選落ちしたが、その前までグランプリを含む4節連続優出。S攻勢で初の地区選タイトルを狙う。

 愛知勢は層が厚い。赤岩善生は2節前の若松で優勝、直前の江戸川で優出とリズムがいい。得意の整備力で、とこなめでは水準以上にエンジンを仕上げて好結果を出す。柳沢一は当地での59回大会の覇者、速いSと緩急自在の攻めは魅力がある。仲口博崇は地道な調整で舟足を仕上げてくる。コース取りはもちろん、果敢な攻めもうまい。平本真之は昨年苦しんだ時期もあったが、秋からは優出が増え、調子を取り戻してきた。ベテラン西山昇一はとこなめが得意。巧みな走りを見せる。杉山裕也もとこなめは堅実で、GIでも力を発揮したい。当地新春レースで優勝した磯部誠も自信を持っての参戦だ。

 三重勢で井口に続くのは新田雄史。年末のグランプリシリーズを制したのは記憶に新しい。それを含め6節連続優出中と好リズムで、巧みなハンドルさばきで優勝を争う。前回の当地地区選で優出した東本勝利は攻めの走りに注目したい。

 静岡勢は菊地のほかにも強豪がそろう。坪井康晴はからつ周年で優出2着。枠番不問の堅実な走りが楽しみだ。直前の徳山周年を制した笠原亮はターンのうまさで勝負。服部幸男は舟足が仕上がれば優勝戦線を突っ走る場面も。58回大会から4連続優出した徳増秀樹は、当地でも3連続優出中。佐々木康幸も当地は得意で、攻めのレースで優勝戦線へ。手堅さが光る横沢剛治、近況好調な深谷知博、スピードターンが持ち味の河合佑樹も目が離せない。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ