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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]桐生が2年ぶりSG・V

2017年3月21日 紙面から

第52回ボートレースクラシックで優勝した桐生順平。左はリオ五輪卓球男子メダリストの水谷隼=児島で

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 岡山県・児島ボートのSG「第52回ボートレースクラシック」は20日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の桐生順平(30)=埼玉=が快勝。インからコンマ14のスタートで逃げを決め、2015年・クラシック以来となる2度目のSG制覇を達成。優勝賞金3500万円を獲得してランキング1位に躍り出た。2着はトップSで1Mまくり差し後続を振り切った井口佳典、3着には茅原悠紀を差しさばいた菊地孝平が入った。

 前検日のエンジン抽選ですでに優勝は約束されていたのかもしれない。他を全く寄せ付けない速攻劇。桐生順平が2年ぶり2度目のSG制覇をインからあっさり決めた。「菊地さんが最初に見えて石野さんも見えてきた」。外のライバルがスタートで先行しても機力を信じた。バックでぶっちぎり態勢。ゴール過ぎはガッツポーズこそ出なかったものの、それはVへの自信の表れでもあった。

 「最高です」。勝者は笑顔で応えた。2連対率80%オーバーの47号機をこれ以上は望めないほどに仕上げると、3日目の6着をのぞけば2連対が並ぶ危なげない走りが光った。「エンジン勝率が高かったので乗ることだけに集中できた。優勝戦もペラを叩くか迷ったけど、ここまで(ノーハンマーで)きたのでゲージも見ずにそのまま行きました。今までのSGでは一番いいと思います」と1節間、戦ってきた最高の相棒に全幅の信頼を寄せていた。

 昨年のSG優出はグランプリの1回のみ。「何で優出できないのかなって考えて、勝っても一喜一憂しないようにしました」。自己改革を意識。今年は1月に地元・戸田周年でV。そして今回も結果を出した。目標は当然、年末のグランプリしかない。「1つ取って気を抜かず一走一走を走って行きたい。(SG連勝がかかるオールスターへ)狙えるのは自分だけ。投票して下さったファンの方のためにも全力で行きます」。桐生旋風が巻き起こりそうな2017年。ストイックさは失わない。 (白川正樹)

<桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)> 1986(昭和61年)10月7日生まれの30歳。162センチ、51キロ。血液型はAB。福島県石川郡出身。学校法人石川高校卒業。選手養成100期生、埼玉支部所属。同期には松尾昂明、川野芽唯、青木玄太、平高奈菜、鎌倉涼らがいる。2007年5月・戸田でデビュー(3着)。SG初出場は11年・オールスター(尼崎)。15年・クラシック(尼崎)で初優勝。GI・5回を含む通算優勝回数は28回。家族は妻と1男1女。

◆優勝戦VTR

 ▼12R スタート展示、本番ともに枠なり3・3の並び。スロー勢のスリットはそれほど差がなく、対するダッシュは(5)井口が頭半分のぞき(4)瓜生はやや劣勢。まくる艇はなく、インからブイ際をロスなく回した(1)桐生がスピーディーな逃げを決める。(2)菊地と瓜生の間へ割ってはいった井口がバック過ぎで外に(3)石野、中に菊地の3艇並ぶ内に付け2Mを2番手で回る。(6)茅原が内から強引に迫るところを菊地が冷静な判断で差しさばき3着。2周1Mで石野はオーバーターン。同M手前で内に進路を切り替えた茅原が4着逆転。

◆戦い終えて

<井口佳典>(2着)勘通り狙っていた、いいSを行けた。回り過ぎだったけど、合っていたとしても桐生選手には届かなかった。

<菊地孝平>(3着)井口選手と同じぐらいのSを行けていれば勝負になったと思う。仕上がりは良かった。

<石野貴之>(5着)足は優勝戦が一番良かった。いいSが行けたけど、やっぱり1枠を取らないといけないですね。

<瓜生正義>(6着)Sは遅れてしまいました。ペラで回転を合わせる調整ができて、ターン回りはしっかりきていた。

◆終盤に存在感 地元・茅原4着

 地元の茅原悠紀は、6コース発進から瓜生正義を抱き込む形でまくり差しを狙ったが届かず。それでもバック5番手の位置から道中追い上げて4着。「Sはほぼ全速で行けたけど1マークは狭かったしね。調整も合わせられたし、レースに集中していけた。今節は無心で臨めた。結果は次の課題ですね」と今後の戦いを見据えた。減点をはね返して予選を突破し、準優戦は5コースから艇間を鋭く突いて2着。シリーズ終盤に存在感をアップさせたが、主役の座はつかめなかった。

 

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