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【プロ野球】

巨人・井端コーチ、退団へ 「監督が辞めるのに自分は残る、では筋が通らない」

2018年10月20日 紙面から

広島−巨人 5回裏、ベンチで厳しい表情の井端コーチ。右は高橋監督(中森麻未撮影)=マツダスタジアムで

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◇セ・リーグCSファイナルステージ第3戦 広島5−1巨人

 巨人・井端弘和内野守備走塁コーチ(43)が19日、退団する考えを固めた。巨人はこの日、クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ第3戦(マツダスタジアム)で広島に1−5で敗れ、3連敗を喫して敗退。井端コーチは高橋由伸監督(43)が3年連続V逸で辞任するのを受け、自らもけじめをつける形でユニホームを脱ぐ。なお、来季から指揮を執る原辰徳新監督(60)の第3次政権の組閣も大筋で固まりつつある。

   ◇

 中日の黄金時代を支えた井端は2013年オフ、当時の中日・落合GMとの確執から大幅減俸を突きつけられ、これを拒否して巨人に移籍した。

 「ドラゴンズしか知らなかった自分にとっては、今後の野球人生のためにも、いい勉強の機会だと思う」。中日への愛着を残しつつ、名門のユニホームに袖を通すと、勝負強い打撃と堅実な守備で、14年には巨人のリーグ優勝に貢献した。15年は2000安打へ残り88本としていたが、同学年だった高橋監督が突然に誕生した経緯もあり、現役の未練を断ちきって惜しまれつつ引退。内野守備走塁コーチとして、指揮官を支えた。

 今や遊撃手としてゴールデングラブ賞の常連となった坂本勇のレベルアップや岡本、吉川尚ら若手育成に貢献。現役時代からの卓越した高い技術を注ぎ込み、選手からの信頼は厚かった。

 読売首脳からの評価も高く、総退陣ムードの中にあって、第3次原政権の一角を担うことを期待されていた。しかし、井端コーチは「同じタイミングで引退し、高橋監督を支えるためにコーチになりました。監督が辞めるのに自分は残る、では筋が通らない。それだけです」と断言。その一方で「巨人のユニホームを着たことは、本当に勉強になりました。感謝しています」とも話した。今月上旬、高橋監督による辞任公表で気持ちは、退団へ一気に傾いた。現役とコーチ含めて計20年間で戦い続けた男は、再びユニホームに袖を通す日まで、ネット裏から勉強することになる。

 

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