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【プロ野球】

巨人が原前監督に復帰を正式要請 全権監督として再建託す

2018年10月11日 紙面から

巨人からの監督就任要請を受け、引き揚げる原辰徳前監督=東京・大手町の読売新聞東京本社で(西岡正撮影)

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 原全権監督誕生へ。巨人・山口寿一オーナー(61)が10日、東京都内の球団事務所で球団特別顧問の原辰徳前監督(60)に復帰を正式に要請し、前向きな返答を得たと明かした。狙いはフロントと現場の立て直し。その後、原前監督が取材に応じ、受諾の意向など心境を吐露。正式に受ければ4年ぶり3度目の就任となり、ポストシーズン終了後に会見が行われる。

 なぜ、原前監督の力が必要なのか。就任要請した山口オーナーの考える再建とは…。そこには、常勝復活はもちろん、組織再構築があった。

 「フロントとチーム(現場)が一体となって立て直しが必要だと思っています。そうした役割を期待しています」

 球団は原前監督が退任した3年前、指揮官に集中していた権限の多くを球団側へ移行した。結果として、FA交渉などで他球団の後塵(こうじん)を拝するケースが散見され、球団ワーストの4年連続V逸の事態を招く一因となった。

 重くみた読売首脳は原前監督のチーム運営手腕を再評価。第3次政権へと舵(かじ)を切り、就任要請の際にはフロント業務への参画にも言及した。すでに鹿取ゼネラルマネジャー(GM)の退任は決定的で、GM制度の継続自体も検討材料となる。

 当然、今月25日のドラフト会議への影響力も持たせる。山口オーナーは「球団の特別顧問の立場なので、その立場でドラフト会議など、来季の体制づくりに携わっていってもらう」とした。

 原前監督もドラフトへ向け「いろんな意見を聞きながら。来季という部分でのスタートというのが、ドラフトかなと僕はいつも感じています」と出発点との認識を示した。

 契約年数については「ある程度の年数は必要でしょうね。2、ないし3年」と山口オーナー。原前監督は「きちんと正式にというのは全日程、最後の最後まで戦い抜いた後にお話をしたいと思います」と話すにとどめた。正式発表こそ先送りされているが、すでに第3次政権は動きだした。監督業、フロント業、獅子奮迅の全権監督が球団の舵取りを担う。 (川本光憲)

◆由伸前監督にエール「残り試合全力で」

 原前監督と山口オーナーが、高橋監督の退任決定後にCS進出を決めた「由伸巨人」についてコメントした。同オーナーは9日の阪神戦(甲子園)を振り返り「(左翼席の)由伸コールが非常にありがたかった。高橋監督も律義な男だから、あいさつをして、立派な男だと改めて思いました」。原前監督は3位決定後に現指揮官に電話連絡したエピソードを披露。「全力で残りの試合を戦っていただきたい」とエールを送った。

◆ミスターの病状「病院でリハビリ」

 山口オーナーは、入院中の長嶋終身名誉監督の回復状況についても「病院内で歩いたり、リハビリをしている。食事も十分にとれている」と明かした。高橋監督の辞任にも理解を示し「まだ若いので、チャンスはたくさんある。頑張ってほしい」と話したという。長嶋さんは体調を崩して胆石が見つかるなどしたため、7月上旬から入院している。

 

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