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【プロ野球】

巨人・杉内が現役引退、近く会見 通算142勝左腕

2018年9月12日 紙面から

ウオーミングアップで笑顔を見せる巨人の杉内=2017年2月1日、宮崎で(七森祐也撮影)

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 巨人の杉内俊哉投手(37)が現役を引退する。近く会見を行う。ソフトバンク時代の2005年には沢村賞を受賞するなど輝かしい実績を重ねてきた左腕だが故障に悩まされ、15年7月21日を最後に1軍の公式戦登板から遠ざかっていた。通算142勝、現役最多の2156奪三振を誇る希代のドクターK。「松坂世代」がまたユニホームを脱ぐ。

 プロ17年目。幾多もの快投を演じてきた左腕が、現役生活に別れを告げる。15年10月に右股関節形成手術を受け、1軍での復活登板を目指してきた。一時は2軍戦に登板するまで回復し、昨年の春季キャンプでは1軍にも合流。オープン戦にも登板した。だが、昨季途中に今度は左肩痛を発症。懸命にリハビリを重ねてきたが今季中の実戦復帰はかなわず、決断を下した。

 ソフトバンク時代の05年に18勝(4敗)、防御率2・11で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し、沢村賞にも輝いた。12年からFAで巨人に加入し3年連続2桁勝利を挙げ、12年にはノーヒットノーランも達成。キレのある直球、スライダー、チェンジアップを武器に三振の山を築き、14年7月12日の阪神戦(東京ドーム)では1930イニング2/3で史上最速での通算2000奪三振をマークした。

 決して下を向かず、黙々と復帰へ向け取り組んできた。今年1月の自主トレでは「何とか1軍のマウンドに上がらない限りは話にならない。もう一度、戦っている姿をという思い」と心境を吐露。あと8勝に迫っていた通算150勝にも意欲を燃やし、今季から中日に加入した松坂について「投げ合って勝てるピッチングを」と存在を励みにしてきた。

 前日にはその松坂が現役続行を表明。一方で巨人で同僚だったBC栃木の村田が9日を最後に引退。加えてDeNAの後藤も現役引退することを明らかにした。華々しい実績を誇ってきた“松坂世代”の一人。復活への道半ばで、静かにマウンドを去る。

<杉内俊哉(すぎうち・としや)> 1980(昭和55)年10月30日生まれ、福岡県出身の37歳。175センチ、82キロ。左投げ左打ち。鹿児島実から三菱重工長崎を経て、ドラフト3位で02年にダイエーに入団。05年に最多勝、最優秀防御率、沢村賞を獲得し、MVPに選出された。11年オフにFA権を行使して巨人へ移籍。12〜14年には3年連続2桁勝利をマークし、リーグ3連覇に貢献した。06、09、13年WBC日本代表。08年北京五輪日本代表。最優秀防御率1回、最多勝1回、最多奪三振3回獲得。

 

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