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【プロ野球】

楽天・アマダー、薬物違反で6カ月出場停止

2018年8月10日 紙面から

 日本野球機構(NPB)は9日、楽天のジャフェット・アマダー内野手(31)が、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したとし、同日から来年2月8日まで6カ月の出場停止処分を科したと発表した。利尿作用がある「クロルタリドン」と「フロセミド」の2種類の禁止物質が検出された。07年にドーピング検査を本格導入したプロ野球で、違反が明らかになったのは7年ぶり5人目。

 アマダーは6月13日の中日戦(楽天生命パーク宮城)の試合後に行われた検査で、A、Bの尿検体が採取され、7月23日に分析機関から禁止薬物の検出報告があった。同30日にヒアリングが行われ、アマダーは意図的な摂取を否定したが、検査結果に異議は申し立てなかった。8月1日にアマダー本人の希望で、6月13日に採取されたB検体の再分析を実施。8月2日にA検体と同じ物質が検出されたことが報告された。摂取した経緯などは不明という。

 今回検出されたのは「クロルタリドン」と「フロセミド」の2種類の禁止物質で、NPBの井原敦事務局長は「禁止物質が2つ出たということは、それなりの処分が必要」と説明。アマダーはこの日から2019年2月8日まで6カ月の出場停止処分を科された。処分の基準は4段階あり、最も重いものが無期限の公式戦出場停止。今回は、それに次ぐ1年以下の公式戦出場停止に該当する2番目に重い処分となった。

 検出された「クロルタリドン」と「フロセミド」は利尿作用があり、一般的には血圧を下げる降圧薬として投与されるもの。ただ、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)からは「利尿薬および隠ぺい薬」として、尿を多く出すことで体内の禁止薬物を体外に排出することができるため、禁止物質に指定されている。井原事務局長は「隠ぺいするためのものという事実は認定されてません」とした上で、「アンチドーピングの観点から言うと、利尿効果のある薬物は、その他の禁止薬物を隠ぺいするためのもの」と説明した。

 NPBのアンチ・ドーピング規定では、アマダーは今後、異議申し立てを行うことが可能。22日までに球団を通して行う必要がある。異議申し立てがあった場合はNPBアンチ・ドーピング特別委員会で検討されるが、今回下された処分の意味は大きい。

 

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