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【プロ野球】

清宮の好走塁から虎の子1点! 大飛球を外野交錯エラー、一気三塁

2018年5月17日 紙面から

日本ハム−西武 7回裏無死、右中間へ大飛球を放つ清宮。投手十亀=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◇日本ハム1−0西武

 日本ハムは上沢が4年ぶりの完封で4勝目を飾った。制球良く攻め、9回無死一、二塁のピンチでも踏ん張った。打線は7回に西川の犠飛で貴重な1点を挙げた。西武は失点につながる拙守もあり、2試合連続で零敗を喫した。

     ◇

 激走がチームに「幸」を運んだ。互いに無得点で迎えた7回の先頭。打席にはここまで無安打の日本ハム・清宮。1ボールから西武の先発・十亀の145キロ高めの直球を振り抜いた。打球は放物線を描き右中間へ。

 「力負けでした」。沸き上がる歓声とは裏腹に冷静だった。「何かあるかもしれないので走っていた。高校の時もこういうことはあったので」。すると信じられない光景が広がった。落下地点で中堅・秋山と右翼・木村が交錯し落球。清宮は再びギアを入れ、一気に三塁へ。秋山に失策が記録され、プロ入り初の三塁打にはならなかったが、重たい空気を振り払うには十分だった。

 ここで代走・杉谷と交代。ベンチに戻るとハイタッチで迎えられた。すっかり押せ押せムードになった打線は、西川の中犠飛で待望の先制点を手にした。大喜びの清宮は試合後、「エラーなんで何とも言えないですけど。自分の出塁が点につながってよかった。ファイターズの一員になれたかな」と笑みを浮かべた。

 試合前のフリー打撃では、反対方向への打球を意識的に増やした。41スイングでサク越え7本中4本が逆方向。「チェンジアップをひっかけることが多かったのでセンター中心にというイメージ」。ヒットこそ出なかったが、十亀の変化球に対してもしっかり見極めはできた。「次につながる内容」と前を向いた。

 前日は全体練習前に交流戦対策として投手陣が打撃練習を行った。劇的な完封勝利を飾ることになる上沢が清宮に尋ねた。「どうやったら打球、上がるの?」。すると返答は「普通に」。普通ではできないからこその質問だっただけに上沢も「あいつは天才ですね。感覚の人かも」と笑っていた。

 しびれる試合が続いているが「気の抜けない展開で充実している」と楽しそう。天真らんまんな笑顔全開でプロ1年目、未体験ゾーンを突き進む。 (土屋善文)

 

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