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【プロ野球】

雄星2冠グイッ!! 16勝&防御率1.97

2017年10月4日 紙面から

西武−楽天 6回表2死一、二塁、楽天・岡島を空振り三振に仕留める西武・菊池(大泉謙也撮影)=メットライフドームで

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◇西武10−3楽天

 西武は1−2の3回に山川の2ランで逆転した。6回に森の適時二塁打と代打栗山の犠飛で2点を加え、8回は炭谷と秋山の2ランなどで突き放した。菊池は8イニング3失点でリーグトップに並ぶ16勝目。楽天は投打に精彩を欠いた。

    ◇

 魂をちぎって投げ込んだ。2点リードの8回無死満塁。最大のピンチで西武・菊池がギアを上げた。「状態がどうしようもない時は、とにかく気持ちだけ。自分でつくったピンチを取り返したかった」。力強く雄たけびを上げ、8イニング137球でレギュラーシーズンの最終登板を締めた。

 味方が先制した直後の3回に逆転され、中盤からは両足のふくらはぎがけいれんを起こしたという。それでも踏ん張った。前回登板の9月21日ロッテ戦は体調不良もあって6回で降板。チームも逆転負けを喫した。「前回のこともあって、こんなことでマウンドを降りたくなかった」。意地で投げ抜いた先に、価値ある白星が手に入った。

 今季は岸が楽天にFA移籍し、エースの看板を背負った。「開幕前は自信があったわけじゃない。本当はエースと言われても、うれしくなかった」。ソフトバンクに勝てずに苦しみ、夏場には2段モーションによる反則投球を指摘された。そんな山あり谷ありのシーズンに16勝、防御率1・97という成績で、投手2冠を決定的にした。217奪三振で、登板を残す楽天・則本が有利とはいえ、3差で暫定トップ。その楽天に8戦8勝という数字が頼もしい。

 投手陣が課題とされた今季、先発が挙げた白星は昨季の43勝を大きく上回り、62勝に到達。優勝したソフトバンクの68勝と比べても見劣りしない。その成績は、菊池の働きなしには達成できなかった。「こういう試合で勝てたのは、本当にうれしい」。チームは4日にも2位が確定する。勝負の一戦で成長を示したマウンドに、エースの風格がにじみ出た。 (松田達也)

 

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