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【大リーグ】

大谷19号 3戦4発であっさり日本選手1年目最多記録更新

2018年9月9日 紙面から

ホワイトソックス戦の3回、右中間に19号3ランを放つ大谷=シカゴで(共同)

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◇エンゼルス5−2ホワイトソックス

 【シカゴ小林信行】米大リーグは7日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平選手(24)は当地のホワイトソックス戦に「5番・指名打者」で出場し、1−1の3回に19号勝ち越し3ランを放ち、2006年の城島健司(マリナーズ)を超えメジャー1年目の日本選手の最多本塁打記録を更新した。大谷は4、5日のレンジャーズ戦で計3本塁打をマークしており、開幕直後の4月以来、自身メジャー2度目の3試合連続本塁打とした。

 フェンス際で跳んで懸命に伸ばした中堅手のグラブとともに打球は消えた。「ちょっと詰まってたので風次第かなと思って走った」。半信半疑でベースを回る大谷。本塁で待つトラウトに握手で迎えられると笑顔を見せ、フレッチャーとお約束の“スーパーマリオ・ジャンプ”も披露した。

 24歳が歴史を塗り替えたのは1−1の3回だ。1死一、二塁の好機。初対戦の左腕ロドンの内角高め151キロ速球を鋭く振り抜いた。“城島超え”の記念弾。「いいところで打ててよかった」。新記録樹立よりもチームを勝利に導けたことがうれしかった。

試合前、報道陣の質問に答える大谷(共同)

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 最近3試合で4本塁打の固め打ち。8月以降は73打数で10本塁打と量産モードに入っている。8月以降の本塁打率7・3はメジャー1位。それでも大谷は「自分的には本塁打の確率は高くない打ち方だと思っている」と淡々と話す。「今のまましっかりと二塁打を基準にした打撃ができればいい」とまで言った。

 左投手から2本目の本塁打。直近5試合の対左は10打数4安打と日本ハム時代の実力を発揮している。「打席を重ねるたびに見え方がよくなっているところが一番大きい」。残り21試合は打者に専念する。大谷を止められる者は誰もいない。

◆今季終了まで出場 最後は「僕次第」

 5日の検査で右肘内側側副靱帯(じんたい)に新たな損傷が見つかり、医師から投手復帰に1年以上かかるとされる肘の靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を勧められた大谷が試合前に初めて心境を語り、「しっかり最後まで自分らしくプレーしたい」と、打者に専念して最終戦まで戦う意思を示した。手術の決断はまだしておらず、10日(日本時間11日)に球団との話し合いで決める。「いくつかある選択肢の一つを選択して進んでいく。僕次第です」と話した。2日の試合で88日ぶりに登板。しかし、降板後から右肘の張りが抜けなかったため、検査を受けた。この1年で3カ所目となる靭帯の損傷。それでも「予想の範囲内だった」と動揺は見せなかった。

◆本塁打率でもダントツの13.21

 ◆大谷19号アラカルト

 ▼飛距離ほか 飛距離412フィート(約125.6メートル)、打球初速105.6マイル(約170キロ)、打球角度30度、最高到達点101フィート(約31メートル)、滞空時間5.5秒。投球は94マイル(約151キロ)直球(MLBバレルアラート調べ)。

 ▼日本人新人最多 メジャー1年目では2006年マリナーズの城島健司の18本塁打を抜く日本選手の最多記録。3位は03年ヤンキースの松井秀喜の16本塁打。本塁打率(1本塁打に要した打数)は大谷が13.21、城島は28.11、松井は38.94。仮に、大谷が城島と同打数ならば36本塁打、松井と同打数ならば47本塁打となる。

 ▼自己最多 「3戦4発」はメジャー自己最多を更新。「3試合連続アーチ」は4月3〜6日(インディアンス戦、アスレチックス戦)以来2度目。対左腕は4日のレンジャーズ戦でマイナーから放って以来メジャー2本目。

 

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