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【大リーグ】

田中10勝 日本人初のデビューから5年連続の2桁勝利

2018年9月3日 紙面から

日本人投手では黒田以来の5年連続2桁勝利を挙げ、笑顔でポーズをとる田中(共同)

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◇ヤンキース2−1タイガース

 【ニューヨーク共同】米大リーグは1日、各地で行われ、ヤンキースの田中将大投手(29)が当地のタイガース戦に先発し、7イニングを7安打1失点10勝目(5敗)を挙げ、日本投手では初の「デビューから5年連続2桁勝利」とした。ドジャースの前田健太投手(30)はダイヤモンドバックス戦で0−2の8回に2番手で登板し、1イニングを2三振などで三者凡退とした。直後にチームが3点を奪い、前田に8勝目(8敗)が付いた。ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)は2−0の6回に2番手で登板し、3者連続三振で1イニングを無失点だった。

 圧巻の投球だった。2−1の7回1死二、三塁。制球力抜群のフォーシームが、この日最速の152キロを連発する。最後は宝刀スプリットで連続の空振り三振。どうだ、と言わんばかりの表情でベンチへ歩を進めると、4万2816人の大入り本拠地観衆は、総立ちの拍手でたたえた。

 「けががあったらマウンドに上がれないので、こういう体に生んでくれた、育ててくれた両親に感謝したい。7回は何とか一人一人、一球一球というふうに気持ちを込めて投げた」。田中は、静かな口調で節目の白星をかみしめた。

 「デビューから5年連続2桁勝利」はメジャー日本投手で初、ヤ軍史上でもアンディ・ペティットに次ぐ2人目。通算256勝の元左腕について「球場で会ったときにアドバイスをもらっている尊敬する存在。そういう人に肩を並べられてうれしい」と語った。デビューに限らず「5年連続2桁勝利」でも、2010〜14年の黒田博樹に次ぐメジャー日本投手2人目。楽天時代を含めれば、2桁勝利はプロ3年目の09年から10年連続だ。

 8月の5試合は、メジャー自身初の月間未勝利。6度目の挑戦でようやく2桁勝利を手にした背番号19は「月が変わってツキが変わった感じで、いいスタートが切れた」と、おどけた笑みを浮かべた。

 3年連続で結果を出せば一流、5年連続で超一流、と称される世界最高峰の舞台。「少しでも向上していけるようにと…。その積み重ねでここまできた」。田中が感慨に浸った。

タイガース戦で先発し、7イニングを1失点で10勝目を挙げたヤンキース・田中(共同)

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◆田中の勝率は現役4位

 田中のメジャー通算勝率は6割5分3厘(62勝33敗)。現役ではドジャース・カーショー(6割8分5厘、150勝69敗)、ナショナルズ・シャーザー(6割6分、157勝81敗)、Rソックス・プライス(6割5分6厘、141勝74敗)に次ぐ4位(8月末時点で通算750イニング以上、ベースボールリファレンス調べ)。 

 

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