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【大リーグ】

イチロー、日米通算5863塁打 王貞治を超えた

2017年9月8日 紙面から

ナショナルズ戦の5回、日米通算5863塁打となる中前打で出塁し、後続の安打で二塁に向かうマーリンズのイチロー=マイアミで(AP=共同)

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◇ナショナルズ8−1マーリンズ

 大リーグは6日、各地で行われ、マーリンズのイチロー外野手(43)はナショナルズ戦の5回に代打で中前打。日米通算5863塁打とし、巨人・王貞治(現ソフトバンク会長)が持つ5862塁打の日本プロ野球記録を抜いた。ドジャースの前田健太投手(29)は当地でダイヤモンドバックス戦に先発。5イニングを4安打1失点(自責0)で勝敗はつかなかった。メッツの青木宣親外野手(35)はフィリーズ戦に2番右翼で先発。3打数1安打で9試合連続安打をマークした。

 師匠超えに、あらためて襟を正した。イチローは5回、左腕ゴンザレスが投じた89マイル(143キロ)直球をピッチャー返しで中前へ。この一打で日米通算5863塁打(日1889、米3974)とし、巨人・王貞治の日本プロ野球記録、5862塁打を上回った。

 「王監督の記録のみが(自分にとって)特別と言えるかもしれない。監督の記録が特別なのは、監督が僕にとって特別な人であるから」。共同電などによれば、普段は記録に全く無頓着なイチローが、厳かな雰囲気で語った。

 2006年の第1回WBCは王監督の下でプレー。その人柄に心酔し、「世界の王に恥をかかせるわけにはいかない」と明言した。当時所属したマリナーズではリーダーシップと無縁だった男が、侍ジャパンを声でも打席でも引っ張り、初代王者に導いた。

 日本が生んだ歴代最高の安打製造機にとっても、「世界の王」と並び称されるたびに、その姿勢の大切さを再確認するという。「抽象的ですが、おかしなことはできないと思いますね。王監督の記録とか、王監督と何かを比べてもらえることで、そういう感情が僕の中で生まれる」。8月25〜27日に催されたイベント「プレーヤーズ・ウイークエンド」でも、右肩のワッペンに自筆で感謝の対象を記すところに、イチローはオリックス時代の指揮官、仰木監督と王監督の2人の名前を書き込んだ。

 この日は塁打に注目が集まったが、気付けば代打で今季25安打目。メジャー記録の同28安打にあと「3」と迫った。43歳はプロ26年目の残り23試合で、まだいくつも球史を塗り替えていく。

 

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