トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

イチロー凱旋弾に古巣ファン歓喜 松井秀超えの米通算761打点

2017年4月21日 紙面から

プラード(右)に祝福され笑顔を見せるイチロー(共同)

写真

◇マリナーズ10−5マーリンズ

 【シアトル秋野未知】よっ、千両役者!! 大リーグは19日、各地で行われ、マーリンズのイチロー外野手(43)は古巣マリナーズ戦に9番右翼で先発し、9回に右翼席へ今季1号ソロを放った。メジャー通算761打点は日本選手の歴代単独トップに浮上した。ヤンキースの田中将大投手(28)はホワイトソックス戦で今季4試合目の先発。7イニング6安打1失点、6奪三振と粘投し、2勝目(1敗)をマークした。

 まるでおとぎ話だ。4−10と大勢が決した9回。3年ぶりにして今季最後の“シアトル凱旋(がいせん)”で、最後の打席に向かったイチローは、見送ればボール球の高め93マイル(150キロ)直球をフルスイングした。夜空を切り裂く打球は、右翼席の最前列に着弾する今季1号ソロ。メジャーでは17年連続、オリックス時代を含めて25年連続の本塁打の味を珍しくゆっくりかみしめるようにベースを一周すると、敵地なのに総立ちの拍手と「イチロー・コール」が湧き起こった。

 「印象に残るわね、これは。まあ、(地元)ファンも喜んでいい点差だし、一番そういう意味では理想的な場面ではあったね」。イチローは満足そうに語り、「本当に打てて良かった、最後ね。これだけ盛り上げてくれて、寂しい感じで帰りたくないから」と笑った。一発を狙っていたのか? 「まあ、イメージはあるじゃないですか。ただ、それが実現するかどうかは別の話で。『そうなったら、そりゃいいよなあ、でも、なかなか難しいよな』ということでしょう」

 2012年7月にヤンキースへトレード移籍して以来、古巣マリナーズ戦は通算22試合目だったがようやく初アーチ。さらにメジャー通算761打点とし、松井秀喜(元ヤンキースなど)を抜く日本選手の最多打点記録を塗り替えた。ただ、これについては「あー、そうだ、忘れてた。ホームランで(笑)。『そうか、まあ、そうなんだ』という感じ」と意に介さなかった。

 なぜ11年半も“シアトルの王様”として君臨し続けられたのか−。43歳にして、その理由をまざまざと見せつけた。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ