トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

遼あきらめない 4打差8位後退

2018年4月29日 紙面から

第3日、17番でバーディーパットを外し、天を仰ぐ石川遼=名古屋GC和合で(浅井慶撮影)

写真

◇中日クラウンズ<第3日>

 ▽28日、愛知県東郷町、名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)▽快晴、22・4度、西北西3・8メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽67選手(うちアマ2人)▽観衆8928人

 5位で出た石川遼(26)=カシオ=は5バーディー、4ボギーの69と伸ばし切れず、通算7アンダーで首位と4打差の8位に後退した。2位で出た秋吉翔太(27)=ホームテック=が66をマークし、通算11アンダーでツアー初優勝に王手。12位で出た昨年大会覇者の宮里優作(37)は66と伸ばし、通算8アンダーで3位につけた。

 歩き出した石川は左手に握ったパターを天に掲げた。和合名物、17番パー3。12メートルの難しいスライスラインを読み切って「入った」と思った瞬間、ボールはわずかにカップを外れた。

 「期待しすぎて入らなかったことで、切り替えるのに時間がかかってしまった」。バーディーを確信した分、落胆は思いのほか大きい。2メートルのパーパットはカップの縁をなめ、ため息をついた。「下手くそっ」。石川は平静を装ったが、ギャラリーからの心ないやじが胸に突き刺さっていた。

 鬼門の最終18番。1打目のドライバーをフェードの球筋に切り替え、左バンカーを警戒して右ラフへ運んだ。ただ、2打目が風でグリーン手前のバンカーに流されて、肝心のパットも入らない。上がり2ホールで、追う立場としては痛恨の連続ボギーだった。

 ショットが暴れた。1番では1打目を左に曲げて木にぶち当て、9番でも左林の斜面に打ち込んだ。フェアウエーキープ率は28・57%。歓声と悲鳴が交錯する中、石川を支え、引っ張っていたのはリカバリーの技量であり、パットだった。

 1番で5メートル、8番は3メートル、12番では4メートルを沈めて、14、15番も好機が続いた。バーディーの山を積み上げて危機をチャンスに転換しても、局面のプレーとスコアは必ずしも一致しない。だからこそ、石川は「悔しいなあと思うけど、17、18番も悪い内容じゃない。気持ちはスッキリしている」と前を向いた。

 最終日に向けては、「和合では何が起きるか分からない」。念頭にあるのは大逆転劇を演じた2010年大会にほかならない。「上を見すぎない。アクセル、ブレーキを踏んだりせず、自分のペースでやっていく」。首位とは4打差。石川にとって、奇跡をうたう差ではない。 (松岡祐司)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ