トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

遼V射程、連日ダボでも5位

2018年4月28日 紙面から

第2日、18番でバンカーショットを放つ石川遼=名古屋GC和合で(浅井慶撮影)

写真

◇中日クラウンズ<第2日>

 ▽27日、愛知県東郷町、名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)▽曇り、21・2度、西北西2・3メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽105選手(うちアマ4人)▽観衆4147人

 石川遼(26)=カシオ=が2日続けて18番の改造バンカーに沈みながら、優勝戦線に駆け上がってきた。21位で出て、8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの65で回り、通算6アンダーで首位と3打差の5位。65をマークした今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=が通算9アンダーで単独首位に立ち、秋吉翔太(27)=ホームテック=ら3人が2打差の2位で続いた。

 まるで、吸い寄せられるようにボールがバンカーへ向かっていく。石川は「まただよ…」とつぶやき、厳しい表情を浮かべた。

 最終18番。ドライバーで放った1打目は、初日と同じフェアウエー左サイドの改造バンカーにつかまった。砂地の傾斜が強く、さすがにピンは狙えない。フェアウエーへ出そうと、スタンスを開き、腰を落として上からクラブを強くたたいた。「正直、仕方ない。2打目までは想定内」。3打目勝負の安全策−のはずが、石川自身も気付かぬ“代償”を負っていた。

 「2打目でグリーン周りのように腰を深く落として、『ドンッ』と打つことはあまりない。その名残があった。そういう打ち方をした後に、すぐアイアンショットを打つことがなくて、ダフってしまった」

 ピンを狙った3打目は左へ引っ掛かった。想定外。グリーン手前のバンカーに着弾すると、ギャラリーから悲鳴が上がった。和合が仕掛けたワナにあらがえず、2日連続のダボだ。「塩をまいた方がいいよ」。絵に描いたような悲劇の幕切れに同組の宮里優は同情しきりだが、石川はどこか達観していた。

 「いいネタになる。4日間、18番でダボを打ち続けて勝てたら本物かな」。ミスを補って余りある収穫があったからこそのジョークだった。

 1番で1・5メートルを沈めて勢いづくと、3番では7メートルをねじ込んで右拳を小さく握った。5番は3・5メートル、6番では5・5メートルを決めて連続バーディー。13番でボギーをたたいた直後の14番ではグリーンエッジからチップインバーディーを奪い、右拳を2度も振ってガッツポーズした。

 「18番も含めて納得の内容だった。明日が終わって、どこにいるかが優勝するためには重要。リセットして、再スタートする気持ちでいく」

 調子は上向き。手応えもある。8年ぶりの和合制覇に向けて、石川はダボにもへこたれず、ロケットチャージで再点火する。 (松岡祐司)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ