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【ゴルフ】

比嘉、4打差12位から大まくりV

2018年4月16日 紙面から

ツアー通算4勝目を挙げた比嘉は、優勝トロフィーを手に笑顔を見せる=熊本空港CCで(神代雅夫撮影)

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◇KKT杯バンテリン・レディス<最終日>

 ▽15日、熊本県菊陽町・熊本空港CC(6428ヤード、パー72)▽曇り、15・6度、西北西3・9メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽52選手▽観衆7090人

 4打差12位からスタートした比嘉真美子(24)が脅威の追い上げを見せ、7バーディー、1ボギーのベストスコア66をマーク。通算6アンダーで、逆転優勝を飾った。昨年8月のNEC軽井沢72ゴルフ以来、8カ月ぶりのツアー通算4勝目。1打差の5アンダー2位に成田美寿々(25)=オンワードHD、4アンダー3位にささきしょうこ(21)=日本触媒=と権藤可恋(22)が入った。不動裕理(41)はイーブンパー16位、鈴木愛(23)=セールスフォース=は1オーバー20位だった。

 昨季、2年間の大スランプから劇的復活を果たし、今季は選手会長にあたるプレーヤーズ委員長を務める比嘉。トーナメントV戦線でも、リーダーシップを見せ始めた。

 4打差を追っての最終日は「自分が65ぐらいのスコアを出せば、プレーオフぐらいの可能性はあるかなと思っていた」。1番でグリーン右エッジから10ヤードをチップインさせるバーディーを決め、「このスタートはワンチャンあるかも」とみたという。2番こそボギーだったが、4、6、8、12番でバーディー。15番ではカラーからの6メートルをパターで沈めて、首位に躍り出た。

 「でも、成田選手が調子いいし、18番バーディーで上がって、運が良ければプレーオフってぐらいに考えていました」。18番パー5は残り212ヤードを5番ウッドでグリーン右奥カラーに止め、1メートル半に寄せてバーディーフィニッシュ。パッティング練習をしながら最終組を待っていると、朗報が届いた。

 「一番大事な最終日にすごくいいゴルフができて勝てた。この早い時期に優勝できた。本当にうれしいです」。前週のスタジオアリス女子で3位になった時、「ドライバーは120%で振れてます。今は振れば曲がらない自信がある。多少ラフに行っても、そこら辺にあればいいかなと思ってやれている。(優勝は)近いと思ってます」と手応えを感じていたが、その通りの逆転劇だった。

 沖縄県出身だが、熊本にも思いがある。「2年前の4月14日、熊本地震の前震を体験した。本当に怖くて、一晩レンタカーの中で過ごして…。ここに戻って来て、仮設住宅や震災の影響がある中で生活されている人もいると分かって複雑な気持ちになった。私にできることはゴルフ。全ての1打を全力でプレーすると決めてティーオフしました」。そんな思いがコースに受け入れられた優勝だった。 (月橋文美)

<比嘉真美子(ひが・まみこ)> 1993(平成5)年10月11日、沖縄県本部町生まれの24歳。161センチ、58キロ。11歳でゴルフを始め、2012年に日本女子アマを連覇した後、プロテストに合格。2013年のヤマハレディースでツアー初優勝し、同年は2勝で賞金ランク8位。2014年後半から大スランプに陥り、2015年はランク95位でシードを失ったが、2016年終盤に復調して、シード復帰。2017年はNEC軽井沢72ゴルフで優勝し、ランク12位となった。今季は選手会長にあたるプレーヤーズ委員長に就任。

 

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