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【ゴルフ】

[パっと咲け2018]小倉ひまわり プロでも咲かす、大輪!

2018年2月9日 紙面から

東京スカイツリーをバックにポーズをとる小倉ひまわり=東京都江東区で(平野皓士朗撮影)

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 女子プロゴルフ界にも「ひまわり娘」が現れた。昨年のプロテストに合格した小倉ひまわり(19)は、その名の通り、明るい性格。笑顔でファンも急増中だ。アマチュア時代には同年齢の畑岡奈紗と一緒に世界を相手に戦うなど、ゴルフの潜在能力も高い。今季は大きな花を咲かせるか。 (月橋文美)

◆隅っこ好き

 東京都江東区生まれで、幼いころは昨年末にちょっと怖い事件もあった地元の富岡八幡宮の水かけ祭りでおみこしをかついでました。母がやっていた関係で2歳のころから和太鼓も習っていて、日本武道館でも演奏したことがあるんですよ。リズム感とか下半身を安定させて踏み込む感じなんかは、ゴルフに役立っているかも。9歳からゴルフも始めて、小学校時代は毎週土曜に太鼓の練習、日曜はゴルフという感じでした。

 小中学校は千代田区の麹町に電車通学していました。小学校に入りたてのころ、帰りの電車に乗り遅れて大泣きしたことがあるんですよ。初登校からしばらくは1年生は授業が終わってすぐに下校するから毎日同じ時刻の地下鉄に乗ってたんですが、ある日から授業の後にお掃除が始まったんです。そしたらいつもの時間に駅まで行けなかった。私は自分が乗れる電車は1本しかないと思っていて、公衆電話で母に電話をかけて「乗れなかった〜。お家に帰れな〜い!」って泣いちゃった。そしたら母は「次に来るのに乗ればいいんだよ」って。「え〜っ? あるの? 次に来るの〜?」って。すごく安心してうれしかった。

 授業では国語が好きでした。決まった答えがない感じが好きだったんです。みんながそれぞれに思った違う答えを出しても、それは全部正解で間違いじゃない、みたいなところが。本もメッチャ好きで、けっこう読みます。ジャンルは問わないですが、スポーツ系、頑張る系が多いかな。月に5冊ぐらい。遠征にも必ず持って行きます。ベッドに入ってから読むと熱中しちゃって眠れなくなるタイプです。

 ゴルフ以外はインドア系です。狭い所が好き。家にいてもソファに座らず、ソファの横とか後ろにいたい。隅っこが好きで、ソファと壁の間に入ってお菓子食べながらテレビ見てる…みたいな、そんな子でした。母がよく「どこにいるの?」って探してた。竹野内豊さんがやってるテレビCMの、あの気持ちが分かります。

 試合で泊まるホテルも狭い方が好き。スーツケースが広げられなくて、ベッドの下に荷物を入れなきゃいけないようなホテルに泊まると、みんなは狭いって嘆いているけれど、私は自分がベッドの下に入りたいってくらいなんです。

 家からは東京ディズニーランドが近いです。5歳ぐらいから年間パスポート持って通いまくってました。父が近くのゴルフ練習場でボールを打っている間に、私と母はディズニーを満喫して、父が思う存分練習したら迎えに来てくれて家に帰るっていうルーティーンになってました。

 そうそう、名前の通り、劇団ひまわりに入っていた時期もあるんです。子役として登録していました。ディズニーのCMみたいなので、後ろでワイワイやる子供たちの中の1人とかエキストラ的な感じの役回りで出たりしてました。

 プロゴルファーで好きな方は上田桃子さん。もうずっと好きです。小学4年生ぐらいの時にトーナメントを見に行って、メッチャカッコいいと思って。ああいうふうになりたいな〜って、今も思ってます。

 今年中に実現させたいのは、歌舞伎鑑賞。市川海老蔵さんの息子の勸玄(かんげん)くんを見たいんです。ドキュメンタリー番組を動画サイトで見て、興味を持ちました。日本人に生まれたからには、一度は歌舞伎も見ておかなくちゃって。(勝)みなみと一緒に行こうって話してます。

◆汗浴びたい

 そして、今のマイブームはプロレス。新日本のオカダ・カズチカ! も〜、ハマっちゃった。マジでヤバいです。昨年の11月にテレビのトーク番組で初めて存在を知って、今年の1月4日は東京ドームに行きました。とにかくオカダ・カズチカなんですよ。超カッコいい。プロレスって、相手の技をよけないんですよね。よけないで技を受けて、それで戦うのがマジでカッコいい。よけることもできるのに、ちゃんと受けて、それでどっちが強いか争うところがたまらないです。

 次は絶対にリングサイドの5万円の席に行きたい。両親も連れて行くから、3席分で15万円。これは私のゴルフのモチベーションになりますよ。いつでも15万円使って行けるように稼がないといけない。流血も全然大丈夫。逆に「頑張ってる〜」みたいな感じでしびれちゃう。最前列の席に座って、オカダの汗とか飛んで来ちゃったら最高。もうお風呂入らないです、絶対。 (随時掲載)

◆目指せゴルフ界のレインメーカー!

 ひまわりという名は、いつも明るく、周りの皆がかわいがってくれる子に育つように、とご両親がつけてくれたとか。一度聞けば忘れない印象的な名前を、本人も気に入っているようだ。「でも、6文字の名前って、枠をはみ出しちゃうんですよ。たいてい5文字までしかマスがない」と悩みも。

 今季は出場予選会(QT)ランキング38位の資格でツアー本格挑戦1年目を迎える。開幕1、2戦目は今のところ出場権がなく、第3戦Tポイントレディスが初戦になりそうだ。

 昨年感動したことの1つは、先輩プロの福田真未が伊藤園レディスで初優勝した後、同世代の選手たちで祝勝会をした様子のインスタライブを見たことだという。「成田美寿々さんと青木瀬令奈さんが『栄光への架け橋』を2人で歌って、福田さんがメチャメチャ泣いてる。ああ、これはうれしいだろうな〜って」

 今季は自分が大きな花を咲かせて、福田先輩と同じ気分を味わってくださいよ。目指せゴルフ界のレインメーカー!(オカダ・カズチカのニックネーム=金の雨を降らせるの意) (月橋文美)

<小倉ひまわり(おぐら・ひまわり)> 1998(平成10)年7月25日生まれ、東京都江東区出身の19歳。160センチ、60キロ。父の影響で9歳からクラブを握り、2011年関東中学校選手権春季大会優勝。通信制の日出高に進み、14、15年東京都女子アマ選手権連覇。15、16年は畑岡奈紗とともにIMGA世界ジュニア団体優勝に貢献。17年プロテスト一発合格。趣味は食べること。

 

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