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【ゴルフ】

石川遼が5戦連続予選落ち

2017年11月11日 紙面から

通算8オーバーの79位で5週連続の予選落ちとなった石川遼=太平洋クラブ御殿場で

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◇三井住友VISA太平洋マスターズ<第2日>

▽10日、静岡県御殿場市、太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)▽曇り、15・5度、南南西3・1メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽83選手(うちアマ2人)▽観衆2604人

 石川遼(26)=カシオ=が自己ワーストの5戦連続予選落ちで姿を消した。81位で出て、1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算8オーバーでブービーの79位。結果を度外視した抜本的なスイング改造に取り組んでいるといい、「まだまだ練習が足りない」と懸命に前を向いた。韓国の任成宰(イム・ソンジェ)とスンス・ハン(米国)が通算11アンダーで首位に立ち、72で回った小平智(28)=アドミラル=は通算9アンダーで2打差の3位に後退した。

 パーセーブするだけでギャラリーから拍手と歓声を浴びた。好プレーで沸騰させるはずが、逆に温かな叱咤(しった)激励を送られ、石川は残酷な現実を直視するしかなかった。

 「これだけ多くの方に励ましてもらいながらプレーすることは、今までなかった。何倍にもして返せるようなゴルフを目指し、優勝という形で恩返ししないといけない」

 1番、1打目。いきなり右に曲げ、木にぶち当てた。3、6番では林に迷い込んだ。フェアウエーキープ率35・71%(71位)、パーオン率44・44%(68位)と低空飛行のまま。ショットの精度を欠き、右往左往した。10番でダボをたたき、13番では1メートルのパットを外した。好機は少なく、見せ場も作れなかった。

 米ツアーの出場権を失い、10月から日本ツアーに復帰後、「より大きなことを成し遂げるため」と腹をくくり、根本的なスイング改造に乗り出した。「腕やフェースローテーションではなく、体で打つスイング」を目指し、練習場ではドライバーと5番アイアンを打ち込む日々。好感触を手にしつつも、「全く別人になっちゃう。練習場ではいい感じで打てているけれど、その感覚が試合ではない」と暗闇から抜け出せない。

 苦しく、もどかしい。かつてのまばゆい輝きは消えうせた。それでも、石川の眼光は鋭く、ファイティングポーズは決して解かない。

 「毎回トップ20にいればいいかと言うと、ぼくは違う。一番は優勝。それを、何度も何度もできるように」。どん底でもがき、ばたつき、必ずはい上がってみせる。 (松岡祐司)

 

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