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【ゴルフ】

18歳・奈紗、記録ずくめの連覇 樋口久子以来40年ぶり

2017年10月2日 紙面から

通算20アンダーで日本女子オープンを連覇した畑岡奈紗(神代雅夫撮影)

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◇日本女子オープン<最終日>

 ▽1日、千葉県我孫子市・我孫子GC(6706ヤード、パー72)▽晴れ、23・9度、東北東1・3メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2800万円▽69選手(うちアマ12人)▽観衆1万2362人

 次代を担う18歳が、ゴルフ界に新たな歴史を刻んだ。前日首位に立った畑岡奈紗(18)=森ビル=が8バーディー、1ボギーの大会史上最少タイの65をマーク。2位に8打の大差をつけ、大会新記録となる通算20アンダーで、アマチュアとして初制覇した昨年に続き2年連続優勝を果たした。この大会で連覇したのは、1968年から4連覇、76年から2連覇した樋口久子以来、40年ぶり史上2人目の快挙となった。国内ツアーは2週連続優勝で、ツアー3勝目。賞金2800万円を獲得し、来年からの3年シード権も得た。 

 10月1日は1958年にアメリカ航空宇宙局(NASA)が実動を始めた記念の日。日本期待の奈紗も、この国内メジャー連覇で、いよいよプロとして常勝軌道に乗りそうだ。

 2位の韓国勢2人に2打差をつけ単独首位で迎えた最終日。「練習場から1番をティーオフするまで…いや前半はずっと緊張してました」。それでも1番で1メートルを決めてバーディー発進。2番こそ寄らず入らずのボギーとしたが、これが4日間72ホールで4つ目にして最後のボギーだった。その後は3、4、6番とバーディーを重ねてハーフターン。11番で10メートルの長いラインが決まり「今日はいい流れで来てるな、と。勝てるかなと思った」という。

 13番で1メートル、14番で4メートル、そして17番パー5では右ラフから残り30ヤードの第3打を58度ウエッジでピンそば40センチに。「あれくらいのアプローチが一番の課題なので、柔らかく打つことができてよかったです」とショートゲームの手応えも感じながら、この日8つ目のバーディー奪取。18ホールの大会最少スコアタイとなる65で、圧巻の勝利を飾った。

 「優勝争いで一番難しいのは、目の前にいる相手を意識して自分のプレーができなくなること。20アンダーという自己目標を決めて、それに集中したのが良かった」。もっとも、この自己目標も「最初は15アンダーだった」という。高く設定し直したのは「それより上を見ている選手もいたので負けられないと思いました」と言い、誰かと聞かれると「チェ・ヘジンです」と奈紗。自分と同世代である韓国の18歳で、今年の全米女子オープンで2位になったチェ・ヘジンへのライバル心も、奈紗のエネルギーになった。

 これで日本ツアー向こう3年間のシード権も獲得。ただ、来季も米ツアーを主戦場にする考えで、11月下旬からフロリダ州で行われる最終予選会を受験する。ギャラリーへ向けての優勝スピーチでは「これからは私たちの世代が日本を引っ張っていくべきだと思うので、この優勝は大きかったと思います。これからも攻める気持ちを忘れずにもっと頑張ります」と宣言。さらには「来年のメジャーの出場権、その先では東京五輪の代表にもなりたい。目標は金メダルです」と、力強く語った。 (月橋文美)

 

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