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【ゴルフ】

星野陸也、プロ2年目21歳の奇跡

2017年9月30日 紙面から

18番で第2打目を放つ星野陸也=三好CCで(板津亮兵撮影)

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◇トップ杯東海クラシック<第2日>

 ▽29日、愛知県みよし市、三好CC西C(7325ヤード、パー72)▽晴れ、24・9度、西北西2・3メートル▽賞金総額1億1000万円、優勝2200万円▽108選手(うちアマ7人)▽観衆2735人

 10位から出たプロ2年目の星野陸也(21)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算6アンダーで首位と3打差の7位に浮上した。16番で高低差8・5メートルの斜面下からバーディーショットを放り込むなど、ミラクルショットを連発。国内での大会では初のトップ10入りへ弾みをつけた。第1日に3位だった小平智(28)=アドミラル=が通算9アンダーで、金亨成(キム・ヒョンソン)=韓国=とともに首位に立った。

 平均ストロークが3・301。昨年の国内ツアーではパー3で4番目の難易度だった16番で、星野が奇跡を起こした。ティーショットをグリーンから左へ下る斜面のふもと近くへ落としながら、ピンの旗の先が辛うじて見える位置からの第2打。木の間を抜けた球は、グリーンを転がった後でピンに当たり、そのままカップに吸い込まれた。

 「いい感触で『寄ったかな』とは思った。歓声で入ったことが分かった。神ってましたね」

 高台にあるグリーンとの高低差は8・5メートル。練習ラウンドでグリーンへ乗せる練習を繰り返し、「サンドウエッジでワンクッションさせたらベスト」と感触をつかんでいたというから恐れ入る。18番パー4でも、グリーン手前のラフから約12ヤードの第3打を放り込んだ。

 アマチュア時代は約290ヤードの平均飛距離を誇る飛ばし屋。昨年12月のファイナルクォリファイングトーナメント(ファイナルQT)は、6日間で通算31アンダーを記録した。大型選手として期待が大きく、中日クラウンズの予選ラウンドでは青木功、尾崎将司と同組に組み込まれた。

 今季はツアーに初めて本格参戦。海外で行われた出だしの2戦こそ6、9位と健闘したが、4日間競技では国内開催だったその後の13戦で最高は12位。上位に進めなかった原因は、4年ほど使っていた愛着のあるドライバーが春先に割れたからだった。「なかなか合うドライバーが見つからず、試しているうちにスイングを崩した」と試行錯誤の毎日。5月下旬ごろに好感触のクラブを見つけ、少しずつ好調時のスイングを取り戻した。

 来季の賞金シードを獲得する可能性は高く、次の目標はツアー初優勝。「(10月中旬の)日本オープンに出たいので、(資格を得るために)この大会か次週の大会で優勝したい」と勢いに乗ったまま頂点まで駆け上がるつもりだ。 (堤誠人)

<星野陸也(ほしの・りくや)> 1996(平成8)年5月12日生まれ、茨城県笠間市(旧友部町)出身の21歳。186センチ、70キロ。茨城・水城高出。小学1年でゴルフを始め、11歳の時に当時高校1年でツアー優勝した石川遼に憧れて本格的に取り組む。昨年7月にプロ転向し、日大を中退。昨年のQTでは2位に7打差をつけて1位通過した。今季の賞金は前週まで1766万3547円でランキングは31位。得意のクラブはドライバー。

 

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