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【芸能・社会】

2018年秋の叙勲受章者4079人発表 旭日小綬章 寺尾聰、五木ひろし

2018年11月3日 紙面から

「旭日小綬章」を受章し会見で喜びを語る寺尾聰=東京・六本木のテレビ朝日で

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 政府は3日付で2018年秋の叙勲受章者を発表した。芸能関係では歌手の五木ひろし=本名・松山数夫=(70)、俳優で歌手の寺尾聰(71)、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を手掛けた作曲家すぎやまこういち=本名・椙山浩一=さん(87)らに旭日小綬章が贈られる。受章者は桐花大綬章など計4079人。

◆寺尾聰 「ルビーの指環」大ヒット

 寺尾は「この賞は71年間生きてきて、トータルしていただいた感じ。今まで支えて応援してくれた皆さん、自分の周りの人たち、友だち、家族に感謝しなさい、という賞の気がする」と喜びをかみしめた。

 1968年に石原裕次郎さんの主演映画「黒部の太陽」で俳優デビューし、アクションドラマの刑事役などで活躍。81年に作曲を手掛けた「ルビーの指環」が大ヒット、第23回日本レコード大賞などを受賞した。80年代後半以降、黒澤明監督の映画「乱」「夢」などに出演し、俳優・歌手の両面で活躍。2008年に紫綬褒章を受章している。

 父は名優宇野重吉さん。81年に紫綬褒章を受章している。「僕が100%教わった事は父の宇野重吉から教わったもの。俳優の師匠、芝居の神さまが、たまたま父親でうれしくもあり、時々かなしくも思ったこともある」と語るも、「今日あるのは宇野重吉、この人のおかげだと思う」とあらためて感謝。今後については「二枚目ではなくカッコイイじじいになりたい。そういう俳優を目指したい」と意気込んだ。

 近年は小規模ステージでライブ活動も楽しむ。注目される新曲リリースについては「オリジナルは結構たまってる」そうだが、「レコード会社に所属してないんで(笑)。今はレコードを作る作業より、ライブの時間がすごく楽しい」と充実した笑みを見せた。

ファイティングポーズをとる五木ひろし

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◆五木ひろし 母のため歌手に

 子どもの頃から大好きな歌の道をひたむきに歩んできた五木。「たかが歌、されど歌です。歌には大きな力がある。少しでも長く頑張っていければ」。旭日小綬章の知らせに妻と抱き合い、喜びをかみしめたという。

 朝から晩まで働く母親を見て「楽をさせたい」と歌を志した。16歳で歌手になったが売れず、「おふくろの喜ぶ姿を見るまでは」とあきらめなかった。23歳の時「よこはま・たそがれ」がヒット。以来、「長良川艶歌」「夜空」などしっとりした演歌を中心に歌う。

 「奥ゆかしさや情緒が演歌だと思う。日本語の美しさや素晴らしさを大事にしたい」。伝統を守りつつ、新曲はスペイン語で海外配信も構想。「先輩方の歌があるから今がある。挑戦と継承が僕の大きな役目だと思う」

 左手にマイク、右手に拳を握って歌う“ファイティングポーズ”がおなじみだ。「これからもファイティングスピリットを持ち続けていきたい」

◆「ドラクエ」作曲家

 ▽作曲家・すぎやまこういちさん「このたびはこのような勲章をいただき身に余る光栄です。グループサウンズ時代からフィルムの音楽、それから今のゲーム音楽に至るまで、数々の曲を作り演奏したことに対して総合的な評価をいただけたものだと思っております。『交響組曲ドラゴンクエスト』を手がけ演奏することによって、青少年のオーケストラ入門になればと、続けてまいりました。今までの仕事に対して報われた、または認めていただいたということは大変ありがたいことで、これから先の音楽活動についても大きな励みになると思っております」

<旭日小綬章> 日本の勲章「旭日章」で4番目に位置づけされる。国や公共に対して顕著な功労のある人に贈られる。対象者は特に限定されていない。公職に限らず、スポーツ、芸能、文化の分野からも受章している。

 

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