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【芸能・社会】

鈴木砂羽、土下座強要きっぱり否定 主演・初演出舞台開幕に涙で安堵

2017年9月14日 紙面から

土下座強要騒動について涙ぐみながら釈明する鈴木砂羽=東京都新宿区で(隈崎稔樹撮影)

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 女優の鈴木砂羽(44)から土下座を強要されるなど「人道にもとる数々の行為を受けた」として、女優の鳳恵弥(36)と牧野美千子(52)が降板する事態に発展した舞台「劇団クロックガールズ第15回本公演 結婚の条件」が13日、東京・新宿のシアターモリエールで開幕した。公演終了後、鈴木は取材に応じ、土下座強要を否定するとともに、代役を立てて無事に初日を迎えられたことに安堵(あんど)し、思わず涙ぐんだ。

 舞台は鈴木が主演・初演出を手掛け、劇団主宰者の江頭美智留さんが脚本を担当している。

 鳳のブログなどによれば、2人は今月9日、もともと夜に別の仕事が入っていたのを8月の段階から伝えたのにもかかわらず、2人が稽古を早退すると、鈴木から「2回通し稽古をやりたいのに誰かのせいでできない」と罵倒されたという。そして鳳と牧野は、江頭さんとともに他の共演者らの前で鈴木に土下座させられたと主張。今月11日に降板を決意したとしている。

 劇団側は2人の代役を立て、初日公演は無事に開幕。カーテンコールで鈴木は感極まって泣いてしまったという。

 公演終了後、取材に応じた鈴木は騒動について「土下座させたことは全くござません。はっきり否定させていただきますが、人道的に彼女(鳳ら)の人格や尊厳をめちゃくちゃにするような罵声を浴びせたことはありません」とキッパリ語った。

 当時の状況について「あのときは、みんなのダメ出しをしていて、(出演者)一人一人に役者さんにオーダー(改善の要求)をしている場面で、土下座という状況ではない」とした。

 また、2人が降板の意思を固める前に鈴木が代役をすでに決めていたと鳳らが主張していることについても否定。鈴木によると、通し稽古の翌日、2人は劇場には姿を現さず、関係者から降板するらしいと聞いたという。「私は彼女たちと話をしてないし、だったらどうするってことで、私や演出助手たちが(開幕の)2日前だったのであわてて知っている役者さんに声をかけた」と説明した。

 さらに「初日(の幕)が開かないことをみんなが心配していたので、(演出家としての)自分の判断でそうさせていただきました」と最終的に鈴木の判断で降板を決めたことを明かした。

 最後に心境を問われた際は「本当に(公演が)できないと思ってたんですが、代役の方も必死で頑張って2日間でセリフを覚えてくれた。やっぱりお芝居が好きです。千秋楽までもっとよくします。どうもお騒がせしました」と声を震わせ、迎えの車に乗り込んだ。

◆劇団主宰者マネジャー あらためて経緯説明

 鈴木が取材に応じた後、劇団主宰者で演出家の江頭さんのマネジャー、木村元子さんが取材陣にあらためて騒動の経緯を説明した。

 木村さんによると、土下座騒動が起きた日は、もともと通し稽古を2回行うプランになっており、鳳や牧野の事務所にも伝えていたという。当日、2人は午後9時から(インターネット番組の)生放送に出演することは江頭さんも認識していたが、鈴木には伝えていなかった。

 「江頭は20時に(けいこ)終われば、21時の生放送に間に合うという認識でしたが、前日の夜に先方の事務所から『(2人を)19時に出してほしい』と言われた。それから言った、言わないの話になり、お互いの指さし確認が出来なかった」と説明した。生放送が終わった後、江頭さんは事務所の社長から電話で2人を降板させたいと連絡を受けた。10日の深夜も、江頭さんと社長は約5時間電話で話した中で、社長から「公演の中止か、鈴木のパワハラによる降板であることを公式発表するかの2択だ」と迫られたといい、今後の動向次第では「法的なこともゼロではない」とした。

 

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