トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

竜、1点差逃げ切り 後半戦逆襲に光

2018年7月12日 紙面から

DeNA−中日 DeNAに勝利し、笑顔で松井雅(左)とタッチを交わす鈴木博=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

写真

 未来の竜を背負う若手の活躍で、前半戦を締めくくった。中日は11日のDeNA戦(横浜)に2−1で競り勝ち、球宴前の最後の試合に快勝。3回に京田陽太内野手(24)がプロ初の2試合連発となる先制2ランを放つと、先発の小笠原慎之介投手(20)が7回途中まで1失点と好投。最後は新守護神の鈴木博志投手(21)が締めくくった。前半戦を5位で折り返した中日にとって、後半戦へはずみがつく1勝になりそうだ。

 9回のマウンドに、もう違和感はなかった。むしろ、試合を締めるこの位置こそが主戦場だ。「少しずつしっくりする感覚が出てきている」。鈴木博に代役の意識はもうない。威風堂々。マウンドで仁王立ちした。

 得点差はたった1点だが、落ち着き払っていた。先頭の倉本には、いきなり154キロ、153キロと剛速球を連発。力で圧倒してから、146キロの高速フォークで遊飛に仕留めた。2死から楠本に右前打を許したが神里を三ゴロに打ち取り、余裕を持って終えた。

 「前半戦最後を良い結果で終われて良かった。1点差を抑えられたのは大きい」。3セーブ目でチームを連勝締めへ導き、心地よさげに汗をぬぐった。

 1カ月前はどん底だった。交流戦では救援失敗が続き8試合で0勝2敗、防御率11・05。「疲れと不調が重なった。自分でも今まで感じたことのない感覚だった。(3週間の)交流戦が1カ月あった気がした。長かった」と振り返る。目の前の戦いから逃げ出したい−。そう追い込まれた。

 8回のマウンドも剥奪された。「自分が抑えられていないので、任せてもらえないのが現実。そういう世界なので」。結果が全ての世界。泥水を飲んででも、地の底から再びはい上がる覚悟だった。そのような状況で田島が不振に陥り、祖父江も2軍落ち。代役守護神に抜てきされた。

 森監督からは、間がつくれないフォームについてアドバイスをもらった。指揮官の助言も転機だったが、投球フォームを修正する過程で、実は「自分で気付いたんです。腕がしなっていないと」と明かす。大きく腕を振ることを意識し、さらに「抑えになってから、またフォークを投げるようにしました」と投球スタイルも変えた。そうして失地回復を果たし、一皮むけた。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ