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【ドラニュース】

松坂、復活星逃す 無念12年ぶり先発

2018年4月6日 紙面から

中日−巨人 巨人打線を相手に力投する先発の松坂=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)

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 12年ぶりに日本の先発マウンドをかみしめる平成の怪物がいた。中日・松坂大輔投手(37)が5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で今季初登板。8安打を浴び、味方の失策も絡みながら5イニング3失点と踏ん張った。復活の白星はつかめなかったが、期待を抱かせる投球だった。

 完全復活への幕開けだ。竜の松坂がデビューを飾った。竜党はもちろん、G党からも拍手が降り注ぐ。今季最多の3万4396人が再起を見守った。

 「今は勝ちにつながらなかった悔しさしかないですね」

 毎回得点圏に走者を背負いながらも、粘りは見せた。1回1死一、三塁からゲレーロに適時打を許した。3回無死満塁から併殺打の間に失点。さらに京田の悪送球で3点目を失った後、グータッチで後輩を気遣う姿も見せた。2、5回を除いて先頭打者に安打を許し「何とか粘れたとは思うけど、僕みたいなタイプは球数が増える。どうにかしたかった」と頭をかいた。5回2死一、三塁で大城を打ち取りピンチを乗り切ると、グラブをポンとたたいた。

 久々の真っさらなマウンドを味わった。日本での1軍公式戦登板はソフトバンク時代の2016年10月2日の楽天戦(コボスタ宮城)以来2年ぶり。西武最終年の06年9月26日のロッテ戦(インボイス)以来12年ぶりの先発で5イニングを3失点(自責2)。「特別な感情はなかった。オープン戦とは違ったけど、近い状態では投げられた。フワフワした感じもなかった」。浮足立つことなく、腕を振れた。

 横浜高、西武、レッドソックスで栄光を味わった男が挫折からはい上がろうとしてきた。メジャー時代に右肩、右肘を痛めて15年にソフトバンクに入団。同年8月には右肩に4つの複合手術をした。「肩もクリーニングしておけばよかったかなって思いました」。11年にレッドソックスで右肘手術を受けたタイミングで決断していれば、苦難の時間は減ったかもしれない。キャンプ中には思わず本音が漏れた。

 

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