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【ドラニュース】

小笠原、今季初登板1イニング0封

2017年5月7日 紙面から

中日−巨人 8回表に3番手で登板した小笠原。1イニングを無失点に抑えた=ナゴヤドームで(武藤健一撮影)

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 竜の未来を担う左腕がマウンドに帰ってきた。昨秋に左肘を手術した2年目の小笠原慎之介投手(19)が6日の巨人戦(ナゴヤドーム)で今季初登板。8回の1イニングを無失点に抑え、次回は先発登板が濃厚だ。大野の背信投球も響いて今季ワーストの6連敗を喫し、31試合目にして借金10。そんなどんよりとしたGWにも、光は差した。

 苦々しい空気が一瞬、パッと華やぐ。場内アナウンスとともに沸き立つ拍手。小笠原が8回のマウンドに上がる。8カ月ぶりに味わう1軍の重みに「緊張し過ぎて何も感じなかった」。今季初登板を無事に終え、そう苦笑いした。

 2球目で、この日最速の147キロ。先頭の小林には、一塁ベースに当たる不運な内野安打を許したが、続く3人を無難に抑えた。「球が浮いてしまった」と反省も口にしつつも、上々の15球でシーズンを滑り出した。

 予定通りの中継ぎ登板を経て、次は本来の場所へ。森監督は「どこかで頭で行く準備はさせるでしょう」と明言。先発陣の調整や事情を考えると、10日のDeNA戦(ナゴヤドーム)にも真っさらなマウンドが用意される可能性もある。

 19歳左腕も「先発をするために戻ってきた。1試合だけじゃなく、ローテを守れるように」。本当の勝負はこれから始まる。左肘遊離軟骨の除去手術から半年。「無駄にはしなかった」という言葉通り、マウンドで真価が問われる。

 3月下旬に実戦復帰を果たし、狂いなく刻んだステップ。はたからみれば順調そのものだったが、2軍で登板を重ねる度に見えない敵は大きくなった。怖い物知らずの1年目とは違い、あてにされる重圧。普段は日付が変わる前に就寝することが多いが、午前2時を過ぎても寝付けない日もあった。

 やっと眠りに入っても、苦い夢ばかり。「何度投げても、バットに当てられるんです。打たれるイメージしかなくて」。登板の3日も前から緊張したのは初めて。大好きなプロレスや映画「ワイルドスピード」を見て気を紛らわせ、ようやく1軍にたどり着いた。

 

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