ブランコは新加入のセサルの“家庭教師”を務めている。ともにドミニカ共和国出身。練習を終えて宿舎に戻ると、今度は夜の“勉強会”を行うのだ。
キャンプでは毎年、新戦力に一つの教材が配られる。スコアラー陣が作製したDVDだ。これから日本球界で対戦する主な選手たちの映像がまとめられている。
特製DVDを見ながら予習をするのだが、日本の知識がない新外国人選手にとってはまるで別世界。見たことのない選手たちばかり。そんな映像を理解するためガイドが欲しい。
そこで先生役を買って出るのがブランコだ。映像を見た後、食事をしながら「日本の野球にはこういうところがある」と、レクチャーしている。
来日1年目で2冠王になった成功者の助言だけに説得力がある。「第2のブランコ」を目指すドミニカンたちにとって、分かりやすいお手本であり、先生だ。 (生駒泰大)
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