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【コラム 撃戦記】

恒成、KOの姿勢消え残念

2018年9月25日 紙面から

 スピードとパワーがあって緊張感のある試合だった。スタイルが対照的で見応えもあった。圧倒的な差はなかった。私の採点では115対113で木村。序盤は、田中のスピードと多彩なテクニックがラウンドをリードした。2回には左フックで木村をぐらつかせ、KOの予感も感じさせた。努力と根性で王座に就いた木村は、多彩な田中のパンチにガードをしっかり固め、頭を付けてのボディーブロー、フック。距離をつぶした接近戦で田中のうまさを封じて、王者のプライドを見せて盛り上げた。

 残念だったのは、田中が3階級を強く意識したのか、倒しに行く姿勢が中盤以降から見られなくなったことだ。パワーとスタミナがある木村に対して足もよく動いていたし、フットワークも軽快で回転の速いパンチも上下に打ち分け、ボクシングは申し分なかっただけに、倒すチャンスはあった。終盤に木村の連打を受けて動きが止まって後退する場面があったのは課題だ。既に減量も厳しいと聞く。今は4階級を狙う井岡一翔(SANKYO)もいる。KO勝ちしていたら4階級制覇も見えただろう。 (格闘技評論家)

 

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