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【コラム 撃戦記】

150年に一度…それ以上の怪物だ

2017年10月23日 紙面から

 比嘉はすごいチャンピオンだ。有言実行を臆することなく実現するなんて。挑戦者マソンも王者の強打は織り込みずみだったはず。両肘を畳むようにしてガードを固めた。だが、台風21号のような猛烈な勢いでパンチが襲いかかってくるとは想像外だっただろう。比嘉のパンチが過ぎ去るのを待って放つ左フックも空を切った。最後はまったく攻撃の手を緩めない王者に根負け。左ストレートを顔面に受け、左フックを浴びて、膝を付いて戦意喪失となった。

 比嘉は化け物だ。これまでにも100年に1度、150年に1度と言われた世界王者はいた。だが、比嘉はそれ以上だ。攻撃の強さ、無類のスタミナ、どんな態勢からでも繰り出せる多彩なパンチ。視力は左右とも2・0で、パンチをかいくぐる動体視力は天下一品だ。マソンのパンチを一度もまともにもらわなかった。

 具志堅会長は「ボクシング界を背負って立つ人になってほしい」と期待する。私もファンと一緒に連続KO防衛への夢を見続けたい。 (格闘技評論家)

 

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