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【コラム 撃戦記】

村田「本当のプロ」へ大一番 エンダムと王座戦再戦

2017年9月27日 紙面から

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 ムエタイが日本でブームとなった1970年代前半。実戦空手の極真は即戦力として重宝がられ、私もプロ意識のないままキックボクシングのリングに立った。なじめなかったのは、同じ相手との再戦だ。なぜなら、プロフェッショナルのなんたるかを知らず、対戦後に相手と親交を深めることがよくあったからだ。親しさが増した分、やりにくくなったのだ。

 5月にボクシングのWBAミドル級王座決定戦でアッサン・エンダム(フランス)に僅差で敗れた村田諒太(31)=帝拳=の再戦が、10月22日に東京・両国国技館で行われる。8月3日の開催記者会見にはエンダムも来日し、村田とひな壇に座ったが、終始笑顔が会場を包んだことが気になった。エンダムは「対戦相手と友だちになったのは初めて」と、村田との親交を打ち明けた。

 ともにリングでは友情を封印し、プロ意識で殴り合っての完全決着を誓った。村田にとっては、「五輪金メダリスト」から「本当のプロ」へと抜け出すための、大一番。気持ちの強さを証明してほしい。(格闘技評論家)

 

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