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【コラム 撃戦記】

具志堅会長 比嘉にネオン街禁止令

2017年9月24日 紙面から

比嘉の肩を揉み気合を注入する具志堅会長=東京・神楽坂の帝拳ジムで(山崎照朝撮影)

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 「防衛戦に勝つためにはネオン街に行かない。女性と手をつながない。とにかく自分との戦いを乗り越えないと、いい試合はできませんね」

 まな弟子のWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22)=白井・具志堅=の初防衛戦(10月22日、東京・両国国技館)の記者会見で、日本人の世界戦最多防衛記録を持つ具志堅用高会長が諭すように熱く語った。

 ボクシング取材を始めて40年。かつてアスリートには酒、たばこ、女の三禁が口癖のように言われた。世界王座戴冠でこれから金も名誉も手にする比嘉に、ズバッと切り込んだ具志堅会長。名言だ。

 今は「そんなことを言ったら、みんなやめちゃうよ」が大方の関係者の思いだ。かつて世界戦は選手をホテルに隔離し、欲望を断って挑ませたジムも多くあった。タイムスリップしたような具志堅会長の話は心地良かった。

 それを聞く比嘉の素直さも感心した。初防衛のために「節制」を掲げた。それがプロ13戦全KOの強さにつながっている。選手に技術やパワー論を語る会長が多いが、具志堅会長は「一瞬の気の緩みが危険」と、自らの経験からメンタル面を諭す。それがまた新鮮でいい。 (格闘技評論家)

 

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