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【コラム 撃戦記】

世界再挑戦の村田 今度こそベルトを

2017年7月5日 紙面から

 ボクシングのWBA世界ミドル級2位村田諒太(31)=帝拳=が同級1位アッサン・エンダム(フランス)と争った王座決定戦は、村田が敗れ王座奪取に失敗。その判定内容をめぐって騒動が起こったが、とりあえず村田は現役続行を決めて練習を再開した。再挑戦の意欲に口にして、こちらも安堵(あんど)した。

 あの試合は個人的にも勉強させられた。世界戦のリングサイド記者席は各社2人。それ以外は会場後方で観戦する。試合の感想が双方の記者で全く逆になることが多々ある。後方から見ていて「手がよく出ていて、こちらの選手が勝ち」と予想しても、リングサイド記者に「いやぁ〜、全部ブロックされていた」と覆されて驚くことがよくある。先の村田の試合は、まさにそれだった。

 村田はエンダムの手数の多さを予想し、練習した通りの堅いガード戦法で臨んだ。ガードを固めながらの狙い打ちで4回にダウンを奪った。7、9、12回にはエンダムが必死の抱きつきクリンチ。劣勢は明らかだった。最近はカットマンの技術が進歩し、パンチを打たれて目がふさがることも減った。だから、モニターで顔をアップに映しても、ダメージは分かりにくい。状況を判断するには、やはり目の前で見ることだ。

 早ければ年内にもある2度目の世界戦。練習を見ていて「今度こそ」の思いを強くした。(格闘技評論家)

 

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