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【田村尚之のロジカルゴルフ】

田村プロ2018年ツアーへ新春の誓い アマチュアに夢と勇気を

2018年1月11日 紙面から

パッティング改善と冬場のトレーニング強化に取り組む田村プロ(左上)今季の目標を語る

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 2018年最初のレッスンです。今週は、レッスンを担当する田村尚之プロに昨年を振り返りつつ、今年の抱負を語ってもらいました。パットに苦しみ続け、夏場からは一昨年秋に故障した肋(ろく)軟骨骨折の影響で、スイング軸も崩してしまったという。さて、今年の田村プロはどんな目標を立てたのだろう。

  (取材・構成 青山卓司)

不運のせいにはしない

 シニアツアーでもう1度、優勝をして、賞金ランク4位以内にも入って、海外メジャーに出場すること。それが目標です。そのためには、これまでやってこなかったことに挑戦しようと思っています。具体的に言うと、冬場のトレーニングですね。これを今まで以上に真剣にやろうと思っています。そしてパットの練習にも、ちょっとこれまでとは違うものにトライしようと思っています。

 もちろん昨年の反省を踏まえてのことです。昨シーズンはとにかくパットが入らなかった。イップスで手が動かなくなったとか、そういうのではなく、入ったと思ったパッティングが、なぜかカップに蹴られて入らなかったり、ほんの一筋ラインを読み間違えたりの連続です。イップスで動かなくなるのも恐怖ですが、打っているのに入らないというのも、結構メンタルには響きました。

 これを単純に「つきがなかった」だけで片付けてはいけないと反省をしています。パットが入るゴルフをしない限り、プロでは生き残っていけません。文字どおり、「パット・イズ・マネー(パットはお金なり)」を痛感しました。

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 2016年シーズンは初優勝も果たし、賞金ランクも4位に入って、2017年の全米プロシニアにも出場することができました。パット数も15位と上位に入ってました。それが昨年は未勝利で、賞金ランクは23位に落ちています。パット数も24位。この数字が結局、すべてなんです。パーオン率は昨季も2位に入っているから、グリーンに乗せるまでは、そこそこのゴルフができているんです。そこから先を改善しないと、昨年の二の舞になるだけです。だからパッティングの改善には本気で取り組みます。

一昨年秋の故障の影響

 そしてもう1つ。冬場のトレーニングの強化があります。一昨年の秋に肋(ろく)軟骨を骨折し、その影響で冬場にほとんどトレーニングができないままシーズンを迎えました。「おかしいな」と思い始めたのは夏場から。スイングの軸が微妙にぶれるのが、自分でもわかるのです。だから今までならピンに向かっていくはずのショットが、ちょっとぶれてしまう。おかげさまでシニアツアーは年々試合数が増えて、夏場は毎週試合の連続です。それに耐えられるだけの体力がなかったということです。だから1月、2月は夏場の連戦に耐えられるだけの体力をつけたいと思います。

 みなさんも、長い目で見た時、体力のある人とない人では、スイングに差がつきます。プロのように鍛える必要なんてありません。例えば、日常生活の中で、電車に乗る時は立ったままでいるとか、できるだけ階段で昇降をするとか、工夫次第で運動はできます。

電車で立つ、階段使う

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 パットの練習もトレーニングも、体力よりも継続する根気と工夫だと思います。すごい才能を手に入れることはできませんが、今もっている能力に磨きをかけることはできます。それをプレーで証明したいのです。決して体格に恵まれていない私が、20代、30代からトッププレーヤーとして活躍してきたシニアのスターゴルファーたちと互角に戦うことで、少しでも見ている人たちに、夢や勇気を与えることができたら、幸いです。今年もよろしくお願いいたします。

 ▼田村尚之(たむら・なおゆき) 1964(昭和39)年6月24日生まれ、広島県廿日市市出身の53歳。172センチ、65キロ。ゴルフが趣味だった父の影響で3歳から始める。修道中では関西ジュニア優勝。修道高を経て、東京理科大卒。マツダに就職し、本格的にゴルフ競技を再開。2001年に鉄工関連の会社に転職。07年日本アマ準優勝。13年のプロテストに合格し、14年からシニアツアーメンバーとなる。16年富士フイルムシニアチャンピオンシップでツアー初勝利を飾った。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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