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【田村尚之のロジカルゴルフ】

つま先下がりのライはいつも以上にかかと体重意識

2017年9月14日 紙面から

 今週はつま先下がりのライの打ち方をレッスンします。つま先下がりで多いミスは、シャンク、そして弱々しいスライス。いわゆるこすり打ちです。この2大ミスを防ぐためには、かかと体重をいつも以上に意識して振ること。劇的に効きますよ。 (取材・構成 青山卓司)

(右から左へ)つま先下がりのライのスイング。いつも以上にかかと体重を意識する

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振り コンパクト

 つま先下がりのライではシャンクやスライスが出やすい理由を説明しましょう。つま先下がりのライというのは、もともとつま先側に体重が乗りやすいライということが言えます。だから平らなライで振る時以上に、より遠心力に引っ張られて、ダウンスイングでクラブが体から離れやすいのです。クラブが体から離れたままボールに当たったら、クラブフェースではなく、シャフトにボールが当たる、いわゆるシャンクになります。

 ダウンスイングの最中に、クラブが体から離れることをいやがったら、腕の力で無理やり、体の近くを通さなければならなくなります。トップから力任せに体の近くにクラブを通そうとするから、どうしてもスイングがカット軌道になりやすいのです。だから普通に振っただけでスライスが出てしまうことがあります。

 つま先下がりのライから打つ時は、とにかくかかと体重をいつも以上に意識してください。遠心力に負けやすい体勢のスイングだから、それに対抗するために、よりかかと体重を意識します。かかと体重を強めることで、体がボールから少し離れます。だからその分、構えた時に少しボールに近づいておいてください。そこからコンパクトに振っていきます。これで遠心力対策ができました。

右に行きやすい

 次にクラブの特性です。特に6番とか5番のロングアイアンを使う時は、もともとボールが右に行きやすいクラブですから、それを防ぐ意味で、少しだけ左にかぶせてやります。ほんのちょっとだけでいいんです。少しだけ左を向くように構えてください。これでクラブの特性から出るスライスの対策が終わりました。

その場の回転で

ボール位置は真ん中より少し右寄りがいい

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 残りはボール位置です。スタンスを取る時、真ん中よりも少しだけ右にあるように構えてください。どうしてもボールが左にあると、インパクトで右肩が出る、いわゆる迎えにいくスイングになりやすいのです。迎えにいくと、体は開きます。体が開くと、スイング軌道はカットになってスライスします。

 ボールに少し近づいて、ボール位置を右気味にしてその場の回転を意識して振れば、スライスやシャンクは防げます。長いアイアンを持つ時は少しだけクラブフェースを左に向けることを忘れないでください。クラブの遠心力って結構強烈なんです。ばかにしていると前傾がさらに強くなってしまいます。かかと体重を意識して、コンパクトに振り抜いてください。この注意点を守れば、もうつま先下がりのライは克服できます。

 ▼田村尚之(たむら・なおゆき) 1964(昭和39)年6月24日生まれ、広島県廿日市市出身の53歳。172センチ、65キロ。ゴルフが趣味だった父の影響で3歳から始める。修道中では関西ジュニア優勝。修道高を経て、東京理科大卒。マツダに就職し、本格的にゴルフ競技を再開。2001年に鉄工関連の会社に転職。07年日本アマ準優勝。13年のプロテストに合格し、14年からシニアツアーメンバーとなる。16年富士フイルムシニアチャンピオンシップでツアー初勝利を飾った。

 取材協力 ムーンレイクゴルフクラブ市原コース(千葉県市原市新生603)(電)0436(37)8855

(毎週木曜日の紙面に掲載。)

 

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