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【田村尚之のロジカルゴルフ】

基本は左足下がりと同じ 田村式ライ別打ち方(中) 実はミスしやすい!!左足上がり

2017年8月31日 紙面から

 今週は左足上がりのライの打ち方です。先週レッスンした左足下がりに比べ、このライはクラブヘッドの入射角が広い分、打てなくて困るという人は少ないと思います。しかし、左足上がりのライ特有の注意点がいくつかありますので、それをレッスンしていきましょう。

 (取材・構成 青山卓司)

(左から右へ)左足上がりのライのスイング

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入射角広いけど…

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 左足上がりのライを苦手と思っている人って、それほど多くないと思います。でも、よく思い出してください。左足上がりのライでミスショット、結構打ったりしていませんか?

 よくあるミスがザックリです。そして左へのひっかけ。これは立ち方に問題があります。

 さらにショートのミス。いつものように振って、ちゃんと当たっているのに、なぜか届かない。そんなミスに心当たりはありませんか? このミスは実は原因が2つあります。これらの注意点を中心に、今回はレッスンを進めていきます。

 ザックリやひっかけのミスです。なぜ左足上がりは左にひっかけやすいのかを、説明します。先週、入射角の話をしました。左足下がりが難しいのは、傾斜を無視して真っすぐ立つと、入射角が狭くなって、それでミスショットがしやすくなるのでしたね。今回の左足上がりは逆で、真っすぐ立つと、入射角は逆に90度以上に広がって、少なくとも、打ちにくさは感じないはずです。だから、苦手な人が少ないのですが、ただし、傾斜を無視してフラットな地面と同じように真っすぐ立つと、傾斜が左足側に高くなっている分、ヘッドが地面に突き刺さりやすくなります。それでザックリしたり、突き刺さった勢いでフェースが左を向いて、フックボールが出やすくなるのです。だから、左足下がりのライと同様、傾斜に対して直角に構えるのが、左足上がりのライの基本です。つまり傾斜なりに構えるということですね。これでザックリやフックのミスを抑えられます。

高いグリーン位置

 傾斜なりに構えるとどうなるのか。ロフト角がフラットな地面から打つよりも大きくなってしまいます。だから、いつもと同じように振ると、いつもより高く上がって、その分、距離が短くなります。これがショートをしてしまう原因のその1です。

 ショートの原因その2は、左足上がりということは、上りの坂道から打っていると同じことですね。つまり、グリーンの位置が、打つ位置よりも高いケースが多いということです。いわゆる打ち上げのショットになるわけです。これがショートする原因その2になります。

球はやや右足寄り

地面が傾斜していれば、軸(立ち方)もそれに合わせて傾ける

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 だから左足上がりのライから打つ時は、(1)傾斜の分、ロフト角がいつもよりついてしまっていること(2)打ち上げの分、距離を多めに見なければいけないこと この2つを頭に入れて、番手を選んでください。

 ショートしそうだからといっていつもより強く振ろうとか大きく振ろうとか思わず、素直に番手を上げて、スイングはいつもと同じがいいです。傾斜なりに構えるということは、それだけで体重は右足に多くかかります。ボール位置は少し右足寄りにしてください。

 ▼田村尚之(たむら・なおゆき) 1964(昭和39)年6月24日生まれ、広島県廿日市市出身の53歳。172センチ、65キロ。ゴルフが趣味だった父の影響で3歳から始める。修道中では関西ジュニア優勝。修道高を経て、東京理科大卒。マツダに就職し、本格的にゴルフ競技を再開。2001年に鉄工関連の会社に転職。07年日本アマ準優勝。13年のプロテストに合格し、14年からシニアツアーメンバーとなる。16年富士フイルムシニアチャンピオンシップでツアー初勝利を飾った。

 取材協力 ムーンレイクゴルフクラブ市原コース(千葉県市原市新生603)(電)0436(37)8855

(毎週木曜日の紙面に掲載。)

 

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