トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 高山忠洋のツアープロはこう打ってる一覧 > 記事

ここから本文

【高山忠洋のツアープロはこう打ってる】

スイングの基準をつくってライ次第で応用しよう スイング速度も振り幅も!基本は左右対称

2018年8月9日 紙面から

 今週は距離の打ち分けを高山忠洋プロにレッスンしていただきます。例えばピンまで80ヤードの距離を、みなさんはどう打っていますか? 平らなフェアウエーから、ラフやディボットまで、ラウンドですぐに使える距離の打ち分け方法です。 (取材・構成 青山卓司)

最初にスピードそろえる

写真

 まずは基本から教えます。距離の打ち分けの基本は、バックスイングの幅とフォローの幅が同じように振ることです。バックスイングで5ヤードの幅なら、フォローでも同じ幅で振れば、5ヤードになります。バックスイングとフォローを同じ幅で振って、距離がそろわないのは、バックスイングとフォローでスイングスピードが異なっている人です。距離を合わせたければ、まずスイングスピードをそろえることから始めてください。

 次にバックスイングとフォローの幅をそろえることです。どんな距離でもいいのですが、私の場合を言います。私は60度のサンドウエッジ(SW)で、50ヤードの距離を基準にしました。25ヤードの振り幅と25ヤードのフォローで50ヤードの距離を打ちます。だいたい腕の位置が肩の高さまで振って、肩の高さで止めると50ヤードになりました。

最長・最短の振り覚える

写真

 これを基準にフルスイングだと45ヤードと45ヤードで90ヤード、もっとも短い距離で5ヤードと5ヤードで10ヤードです。

 つまり60度のSWの場合、90ヤードがマックスで最も短い距離が10ヤードになりました。これを覚えておくのです。SWだけじゃなく、アプローチウエッジ(AW)やピッチングウエッジ(PW)での振り幅と距離も覚えておくといいでしょう。これが基本の距離の打ち分けです。

 次に応用です。ラウンドは練習場と異なり、常に平らなライとは限りません。ラフに打ったり、たまたまボールが転がった先にディボット跡があり、そこに入ってしまったりと、いろいろな状況から打たなければなりません。そんな時は、左右対称に振っても、実は正しい距離が打てない時があります。まずディボット跡からの打ち方を教えます。ディボット跡とは、ターフ(芝)が取れてしまった跡のことを指します。深いディボット跡から浅いディボット跡まであります。基本的にディボット跡では、窪みが邪魔をしてフォローが取れないと思ってください。つまりバックスイングの大きさで距離をつくっていくのです。インパクトで終わりです。

浅ければ少しフォロー○

 そうは言っても、浅いディボット跡なら、インパクト後も惰性で、フォローは取れます。だから例えば50ヤードを打つ時は、35ヤードの振り幅と15ヤードのフォローを計算して振る。深いディボット跡なら45ヤードのフルスイングで打っておしまいと考え、5ヤードのフォローを計算して振ります。つまり深いディボット跡の場合、SWでは50ヤードまでしか打てません。それ以上の距離を打ちたい時は、AWやPWを持ちます。

ボールの浮き具合で調整

ラフに浮いたボールはバックスイングを小さく、フォローを大きく取って距離を合わせる

写真

 次にラフにボールが浮いている場合は、フォローを大きく出してやります。これもボールの浮き具合によりますが。50ヤードを打ちたい場合、20ヤードのバックスイングに30ヤードのフォローを取った方が、50ヤードの距離は打ちやすいと思います。フォローを大きく取るということは、それだけボールへのクラブヘッドの入り方が穏やか(シャロー)に入るからです。ラフに浮いている場合は、打ち込まず、シャローに振ることがコツです。

 これが距離の打ち分けの基本と応用です。これを覚えておくと、便利ですよ。ぜひ、試してください。

 ▼高山忠洋(たかやま・ただひろ) 1978(昭和53)年2月12日生まれ、和歌山市出身の40歳。176センチ、75キロ。和歌山・星林高までは野球に打ち込む。3年で引退後にゴルファーになる決意をし、卒業後に岐阜県美濃加茂市の法仙坊ゴルフ倶楽部の研修生に。3年後の1999年にプロテスト合格。ツアー通算5勝。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ