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【高山忠洋のツアープロはこう打ってる】

テークバック3つのコツ 失敗するとすべて台無し!奥が深〜いスイングの第一歩

2018年6月14日 紙面から

 今週はテークバックについて、高山忠洋プロに教えてもらいます。アドレスからトップまでのバックスイングについて、高山プロはどう考えているのでしょうか。とても深い話を聞くことができました。 (取材・構成 青山卓司)

足踏みワッグルも◎

 テークバックは大切ですよ。何しろスイングの第1歩ですから。ここで失敗すると、スイングのすべてが台無しになります。私が考えているバックスイングのポイントを3つ話します。

 まず「始動のきっかけ」です。「動きだしのタイミングを教えてほしい」なんて、よく聞かれます。みなさん、始動を「静から動」だと思っていませんか。少なくとも私は違います。「動から動」だと思っています。アドレスに入っても、完全に静止はしていません。どこかを動かしてます。アドレスで動きを止めてしまい、体が固まってしまうから、始動のタイミングがわからなくなってしまうのです。私はその場で小さく足踏みをしています。右足のかかとが地面につくタイミングでバックスイングを始めます。足踏みじゃなくてもいいですよ。ワッグルでもいいし、腰を動かしてもいいし、お尻を振ってもいい。プロのスイングを観察してみてください。どこかを動かしている選手、本当に多いです。始動は「動から動」だと思ってください。

体幹を使って回転させる

水の入ったペットボトルをクラブヘッドで30センチ押す。体幹で押せるので、いい練習になる。重ければボールの空き箱でもいい

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 次に「低く真っすぐ引け」です。アマチュアゴルファーの中には、腕の力だけでクラブを「ひょい」と上げてしまう人がいます。これではトップがまったく安定しません。腕は器用ですから、どんな軌道でも上げられますから。長く低く、身長にもよりますが、私くらい(176センチ)なら30センチほどは真っすぐ引くようにしてください。この時、腕で引くのではなく、体幹を使って、体を回転させながら、低く真っすぐ引きます。これでスイングアークが大きくなります。体幹を使うドリルを1つ教えましょうか。簡単です。ペットボトルに水を入れ、それをテークバックをしながら押すのです。これで低く真っすぐ引く動きを覚えることができるはずです。重すぎるのなら、ボールの空き箱でもいいです。腕ではなく、体幹を使って、体を回しながら、ペットボトルを押してください。これがテークバックのコツです。

右旋回うまく乗らない

(上)テークバックは、左に曲がるようにハンドルを切るイメージでする(下)右に回るようにハンドルを切るのはNG

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 最後にテークバックをする時の腕の動きです。車の運転に例えるなら、ハンドルを左に旋回させる意識です。右に回転するのだから、右旋回かと誤解されそうですが、左旋回のイメージで回ってください。腕の動きを左旋回させると、股関節に体重をうまく乗せることができます。逆に右旋回させると股関節に乗らないで、どこまでも体が回ってしまいます。トップで股関節に体重を乗せるためには、ハンドルを左に旋回させるイメージで体を回してみてください。トップでしっかりと股関節に乗ることができれば、ダウンブローでクラブを下ろしていくことができます。

 ▼高山忠洋(たかやま・ただひろ) 1978(昭和53)年2月12日生まれの、和歌山市出身の40歳。176センチ、75キロ。和歌山・星林高までは野球に打ち込む。3年で引退後にゴルファーになる決意をし、卒業後に岐阜県美濃加茂市の法仙坊ゴルフ倶楽部の研修生に。3年後の1999年にプロテスト合格。ツアー通算5勝。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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