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【高山忠洋のツアープロはこう打ってる】

一本足打法で覚えよう 大きく振り切って快感!ゴルフも楽しくなる

2018年5月10日 紙面から

 今週は少し趣向を変えて、アマチュアゴルファーなら誰でもあこがれるドライバーの「飛ばし」について、高山忠洋プロにレッスンしてもらいます。大きな体でも、それほど飛距離が出ない人がいたり、細い体から想像もつかないようなビッグドライブを放つ人もいます。効率よくパワーをボールに伝えることが飛ばしのコツと、高山プロは言います。 (取材・構成 青山卓司)

大きな動き→小に

 ドライバーでボールを遠くに飛ばすためには、筋肉はないよりはあった方がいいし、小さいよりは背が高い方が有利であることは間違いありません。その一方で、今もっている自分の筋肉や体重を効率よく使うことができれば、今よりもっと飛ばすことは可能です。

 前から思っているんですけど、アマチュアゴルファーの方って、特にドライバーのスイングが小さいんですよ。真っすぐ当てようという気持ちが強すぎるのか、スイングが小さくなっているように思えます。どんなにスイングを小さくしたって、ボールは曲がります。それよりも、クラブを振り切ったほうが曲がりは少ないはずなんです。思い切って体を使って、まずは振り切る練習をしましょう。

 そのために、まず大きな動きを練習で体に染み込ませます。大きな動きをだんだん小さな動きにしていくことは、実は簡単なんです。でも小さな動きから大きくしていくことって、とても難しいんです。いろいろな癖がついてしまって、大きくできなくなっちゃうんですよね。

全体重をボールに

 大きな動きとは何か、まずは体重移動です。よくレッスンなんかで「体重移動をせずに、その場で振りなさい」って教えられますよね。間違ってはいません。でもそれを最初にやってしまうと、トップで左足に体重が乗る、リバースピボットになりやすいのです。トップで左足に体重が乗ると、ダウンでは右足に体重を乗せなくてはいけなくなります。これでスイング軌道がアウトサイドから入り、なおかつフェースが開きやすくなります。これが初心者が陥りやすいスライスの原因です。まず自分のスタンスの範囲の中で、しっかりとトップで右足に体重を乗せて、ダウンで左足に移動させる動きを身に付けないといけないのです。

 そのためのドリルとして最適なのが、一本足打法です。トップで右足だけで立つ。インパクトからフォローにかけて左足に体重を移していく。この動きができたら、自分の体重を、ボールに伝えることができるから、ボールはより飛びます。左足に体重移動をすると体の左サイドに壁を意識できます。この壁を意識できるようになったら、飛距離は驚くほど伸びると思います。左の壁を意識できない人は、腕の力でスイングをしている人です。腕の力と自分の全体重、どちらが重いかわかりますよね。その重さをボールにぶつけていくイメージです。

写真

少しずつ本番用に

 断っておきますが、これはあくまで練習場でやるためのドリルです。本番ではやりません。大きな動きを体に覚えさせるためのものです。イメージは野球選手のイチローさんの振り子打法です。始動からトップまでで、大きく腰を回しながら、左足を上げていく。ダウンでは戻しながら体重を左足に移していく。そして体重をぶつけるようにインパクトを迎えます。

 最初は難しいとは思いますが、芯に当たった時はびっくりするほど飛びます。この感覚というか、思い切り体を使って飛ばす快感を覚えてください。まずゴルフが楽しくなります。そして振り切ることを覚えるのです。そこから少しずつ本番用に、落ち着いたスイングにしていけばいいのです。まずは大きく体を使う快感を味わってください。飛ばしはゴルフの楽しみの1つです。ぜひ、覚えてください。

 ▼高山忠洋(たかやま・ただひろ) 1978(昭和53)年2月12日生まれの、和歌山市出身の40歳。176センチ、75キロ。和歌山・星林高までは野球に打ち込む。3年で引退後にゴルファーになる決意をし、卒業後に岐阜県美濃加茂市の法仙坊ゴルフ倶楽部の研修生に。3年後の1999年にプロテスト合格。ツアー通算5勝。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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