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【芹澤信雄先生の「ゴルフの強化書」】

正面から見るとクラブが垂直に立ってL字になっている

 芹澤信雄プロによる「ゴルフの強化書」も、残り2週となった。この2週で、芹澤メソッドをもう1度、復習する。第1週はL字スイング。このドリルを1年やり続けるだけで「シングルプレーヤーになれる」と芹澤プロが断言する、スイングの神髄だ。

 (聞き手と構成 青山卓司)

<左>スイングに軸がなくクラブが立たないのはよくない<右>腕が返りすぎてしまって、左サイドでもクラブが寝てしまっている

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素振りは上達…

 −早いもので、4月から始まった芹澤プロのレッスン、「ゴルフの強化書」も、あと2回。今週と来週はこれまでの集大成にしたいと思います

 芹澤「では、青山さんに聞きます。4月の第1週でやったL字スイングを覚えていますか? スイングに必要なほぼすべてが詰まっていると言いました。これを毎日、20回3セット続ければ、シングルハンディプレーヤーになれるとも言いました。読者のみなさんから、『シングルになりました』なんて報告の手紙は届いていますか? 青山さんはどうですか? シングルハンディになりましたか?」

 −えーと…。毎日ではありませんが、続けてはいます。ハンディは残念ながら1つ減っただけです。すみません、わたし、落第生です。でも、L字スイングをするようになってから、素振りだけは見違えるようによくなって、周りから「素振りシングル」なんて呼ばれています

 「素振りがよくなってきているのなら、そのうち、きっとスコアにもいい影響が出てきますよ。確かに、青山さんの球は1年前のスライス球から、つかまった球になりましたからね。例えばいろいろなミスを、対症療法的に直すことは簡単ですが、根本的にスイング自体がよくなるわけじゃないんです。スイングを正しく美しいものにしたいのなら、きつくて地味な練習は欠かせません。それがL字スイングなんです。きついからみんな途中であきらめちゃうんです。我慢すれば、必ずいいスイングになります。基本ができますから。読者からも『ありがとうございます』なんて感謝の手紙が届くはずなんです」

<左>正面から見るとクラブが垂直に立ってL字になっている<右>クラブが垂直に立って逆L字になるところまでスイングする

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さあ思い出して

 −今のところ届いていないということは、読者の方も挫折してしまっているということになりますね

 「では、もう1度思い出してもらいましょう。今からでもいいからL字スイング、続けましょう。クラブは9番でも8番でもピッチングウエッジでもOKです」

 <1>アドレス、トップ、フォローでは剣道のメンの形にする 前傾してアドレスを取る、バックスイングしてトップをつくる、クラブヘッドが最下点を通って、グリップが真下を向いたところでフィニッシュ。この3つで剣道のメンをつくる。

 <2>スタンスは肩幅よりも狭め スイングの軸を意識したいので、スタンスは肩幅より狭くとる。

 <3>グリップは少しだけ強く 連続して素振りをするため、グリップはボールを打つときよりもきつめに握る。これによって、トップとフォローできっちり止めることができる。

背中に芯が通っている意識で振るとスイングに軸ができる

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 <4>前傾で背中を少し伸ばして、下半身をどっしりさせる 首のうしろ、背中に太い芯が入った意識を持って、振る。

 これで構えはできた。ここから左右対称に、ゆっくりと連続で振る。ゆっくりから少しずつ振りを速く、最後はスイングで風切り音が出るくらいで。

 「これでスイングの軸をつくります。これができて、初めてボールをつかまえることができます。これができて初めて、次のステップにいけます」

体の回転加えて

 −次のステップとは何でしょうか

 「ボディーターンです。体の回転がこのスイングに加わります。つかまったボールは、ドロー回転で左に行きます。このボールが打てて、体の回転が加わると、ボールはまっすぐ行きます。最初に体の回転から覚えると、見た目はよくても、腕の返しができないから、いつまでたっても、つかまったボールが打てず、スライスばかりの弱々しい球しか打てないゴルファーになります。しゃくるようにもなるから、ロフトが必要以上について、高く上がるだけのボールにもなります。例えば林の中から脱出するために、ボールの高さを抑えるとか、そういうボールが打てません。これは腕が返せないからです」

 −L字で腕の返し、その次に体の回転ですね

 「その通り。それがスイングの基本であり、本質でもあります」

 ▼芹澤信雄(せりざわ・のぶお) 1959(昭和34)年11月10日生まれ、静岡県御殿場市出身の56歳。173センチ、70キロ。(株)TSIグルーヴアンドスポーツ所属。御殿場西高校まではスキーの選手で国体出場経験もある。18歳からゴルフを始め、1982年プロテスト合格。ツアー通算5勝、現在はシニアツアーを主戦場とし、シニアツアーでも1勝を挙げている。

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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