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【プロ野球】

ボールの縫い目や高さ投球に影響は

2017年12月9日 紙面から

 【質問】中学硬式野球、ボーイズリーグのピッチャーです。ボールの縫い目や高さはピッチングにどのような影響を与えるのですか。 (東大阪市 J君=中2)

 【答え】日本の硬式球は、周囲が22・9センチ〜23・5センチ、重さは141・7グラム〜148・8グラムで縫い目の数は108、材質は牛革でつくられています。この数字の範囲内であれば縫い目の高さは自由です。プロ野球は数年前から、M社製に統一されましたが、アマチュア野球はいろいろなメーカーのボールを使っていて、それぞれに縫い目の高さや幅などに多少の違いがあります。

 高校・大学と上のレベルになるほど、ボールの質や縫い目の高さにこだわりを持つ投手が出てきます。私の指導した大学でもそうでした。縫い目が平らで表面のなめらかなボールは変化球の切れが悪くなるうえ、空気抵抗が少なく打球が飛ぶために打者有利といわれます。日本のボールはこの傾向が強いようですが、逆に米国で使っているボールは縫い目が高いため変化球が投げやすく切れもいいと言われています。ちなみに、米国のボールの材質は日本と違って馬皮です。

 パワー打者に対抗するために大リーグではさまざまな球種が開発されてきました。日本でもツーシームなどの変化球を投げる投手が増えてきていますが、それは縫い目の利用効果があるからです。高校に行って戸惑わないように今のうちからいろいろなメーカーのボールで投球練習をしておくのもいいでしょう。

 (慶大野球部元監督)

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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