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【プロ野球】

切れのいいボールとはどういうボール?

2017年9月30日 紙面から

 【質問】甲子園を目標にしている高校のピッチャーです。プロの投手はスピードよりも切れのいいボールを投げるといいますが、どういうボールですか。どのような練習をしたらいいですか。(神奈川県平塚市 J君)

 【答え】切れのいいボールというのは、見た目以上に打者の手元で伸びるボールのことです。150キロ台のスピードボールでも、いわゆる棒球(ぼうだま)であれば、プロの打者は簡単に打つでしょう。しかし打者の手元で伸びてくると160キロぐらいに感じて、簡単には打てません。ボールにバックスピンをかけると切れがいいボールになります。投げ方を教えます。

 ボールを浅く握ると指、手首、腕がスムーズに動き、多くのスピンをかけることができます。リリースの瞬間に指先に強い力を与えれば、回転数は上がります。ただし回転数が多いボールは球質が軽いため、バットに当たると反発力が高くよく飛びます。そのためスタミナがなくなり球速が落ちると、とても危険なボールになります。昔からピッチャーは走れ、走れといわれ、野手の何倍も走っているのはスタミナをつける必要があるからです。

 スタミナをつけるためにはいろいろなインターバル走があります。心拍数が180以上になるように70メートルを全力で走って、歩いて元の位置に戻って心拍数が120まで下がったら再びダッシュを繰り返すのも一つの方法です。かなりハードですが、投手には180以上の心拍数の中でフォームを崩さずに投げられるぐらいのスタミナが必要なのです。

 (慶大野球部元監督)

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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