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【プロ野球】

打つときの構えは静より動がいい?

2017年9月23日 紙面から

 【質問】元プロ野球選手が、打つときの構えは止めないで動いている方がいいと教えてくれましたが、難しくてよく分かりません。どういうことですか。 (伊勢原市 中学2年)

 【答え】この教室ではいつも、バッティングに絶対はなく、確率の高い方法や理論はこうですよ、と教えているつもりですが、それが理解できていないと、ますます難しくなります。君の質問に答えます。

 例えば、日本ハム・大谷投手の160キロのスピードを打とうとして、じっと動きを止めていると筋肉がだんだん硬くなってバットの出が鈍くなります。静→動よりも、動→動の方が体はスムーズに動きます。大リーグでも日本でもプロ選手は静止しているように見えても目には見えない動きをしています。

 少し難しいと思いますが、868本塁打の世界記録を持つ王貞治選手の一本足打法は静止しているように見えましたが、そうではありません。2分1理論といって、動きを2分の1、さらに2分の1、そのまた2分の1…と無限に小さくしていくと、見た目には止まっていても実は動いているという「気の動き」を取り入れていました。

 人間の動作は完全に停止してしまうと次の動きが鈍くなります。また、動いていると気持ちに余裕が出るともいわれています。動きはバットや体を大きく動かすのではなく、イチロー選手のように投球に合わせて足を動かすということなども参考にすればいいでしょう。いずれにしても、何より大事なのは、打席で「絶対打つぞ」の強い気持ちで立ち向かうことです。

 (慶大野球部元監督)

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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