トップ > 中日スポーツ > スポーツ > コラム・エンジョイボウリング一覧 > 記事

ここから本文

【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「マイボールの作り方 スペアの取り方」 名和秋

2014年4月18日 紙面から

メジャーボールを使って、指穴の大きさなどを計る名和秋さん=相模原パークレーンズで(武藤健一撮影)

写真

 さらなる上達を目指す人はマイボールを手に入れましょう。ボウリング場で採寸や素材選びができ、気軽に購入することができます。今回は名和秋さん(34)がレクチャーします。なお、ややハイレベルですが、手前にあるキーピンを飛ばしてスペアを取る2−10番ピンの攻略法も学びます。

もっとスコアを伸ばしたいならマイボール ボウリング場で気軽に作れます 

 「ハウスボール」と「マイボール」の違い。それを服飾業界の言葉で表現するとしたら、「貸衣装」と「オートクチュール」の違いと言えるでしょうか。

 ハウスボールとはボウリング場にあるレンタルボールのことですが、曲がりにくい素材でできているため、ハイスコアを狙うのにも限度があります。一方のマイボールは文字通り自分専用のボールのことで、夢のパーフェクトを出すには欠かせないアイテムです。好みの重さ、素材を選ぶことができ、指穴をあける時も自分の手のサイズに合わせることができます。

ショップに相談

専用のドリルマシンでマイボールに穴をあける=相模原パークレーンズで(武藤健一撮影)

写真

 マイボールを作りたくなったら、ボウリング場にあるプロショップに相談してみてください。プロボウラーやインストラクター、穴あけ技術者のドリラーといった専門家がいますので、その場で製作に応じてくれます。

 まずは予算、ボールの重さ、希望の球質に基づく素材の選別などを申告します。ボールは素材によって曲がり方がまちまちです。フックボールを投げたい人には、曲がりやすい特長があるウレタン製、ポリエステル製のボールを用意してくれると思います。

フィンガーチップに挑戦するチャンス

 採寸はメジャーボールと呼ばれる専用器具を使用し、指穴の大きさ、中指、薬指から親指までの長さ(スパン)、親指の角度などを計測します。ハウスボールでは指の第2関節までを指穴に入れるコンベンショナルグリップを推奨しましたが、マイボールに切り替えたのを機に指の第1関節で握るフィンガーチップにチャレンジしてはいかがでしょうか。指穴がぴたりと合うためハウスボールよりも1、2ポンド重いものでも自在に投げられるようになります。

1時間ぐらいで

 その後はいよいよドリルです。専用のドリルマシンがショップに備え付けてありますので、専門家が指穴をあけてくれます。計測を含めて所要時間は1時間程度です。

 私が所属する相模原パークレーンズ(相模原市)では工賃が5000円(税込み、ボール持ち込みは1000円高)。ボールは常時60種類くらいはありますが、重さによっては在庫を切らしている場合もありますので、予約を取ってご来店いただければ、スムーズにマイボールを作ることができます。ボールの価格は数千円から数万円と幅があります。

ハイレベルな2−10番ピンのスペア 4番ピンを狙う感覚で 2番ピンの左側にボールを当てる

写真

 2−10番ピンのスプリットメーク(左投げは3−7番ピン)です。残ったピンの間隔が狭かったこれまでとは違ってやや広め。スプリットの取り方は、最初に倒さなければならないピンにヒットしたボールで残りピンを取ること−でしたが、今回は、はじいたキーピンで残りピンを倒すという少しハイレベルなテクニックを必要とします。

 キーピンはもちろん2番ピンなのですが、ここでも架空のキーピンをイメージします。その後ろにある4番ピンを狙う感覚で投げるといいと思います。

 ですので、立ち位置はスペアシステムの「3−6−9システム」に照らし合わせると、1投目の立ち位置から右に板目6枚分ずらしたところになります。2番ピンに少し厚めに入り、ピンの左側3分の1ぐらいに触れて、10番ピンを倒すというメカニズムです。やはりレーンの右から左に対角線で進むラインの方が2番ピンを右にはじきやすいです。

はじき飛ばされた2番ピンが10番ピンを倒す

(写真(右)から(左))名和さんによる2−10番のスペアメーク。2番ピンがはじかれて10番に当たる

写真

 なかには曲がりにくいスペアボールで取りにいく人もいますが、スペアを取るテクニックは人それぞれ。私の場合はボールのフックを利用した方が2番ピンを10番ピンにぶつけやすいと考えていますので、1投目に使ったボールを投げるようにしています。

 名和秋(なわ・あき) 1979(昭和54)年11月15日生まれ、34歳。東京都出身。163センチ、右投げ。東京農大一高、国学院大を経て2002年にプロ入り(35期)。父正年さんはドリラー(ボールの指穴開け技術者)、母礼子さんは元プロボウラー。プロ通算2勝。昨年10月にレギュラーツアー初Vを飾った。P★リーグでは第2戦で優勝。キャッチフレーズは「サイレント・ビューティー」。相模原パークレーンズ所属。

取材協力・相模原パークレーンズ 【住所】相模原市中央区相模原2の7の4((電)042・755・1110) 【営業】年中無休。平日午前10時〜翌午前1時(金曜・祝前日は翌午前3時まで)、土曜午前9時〜翌午前3時(日曜・祝日は翌午前1時まで) 【通常料金】1ゲーム620円(一般) 【アクセス】JR横浜線・相模原駅南口から徒歩3分

ボウリング豆知識 「ボウ婚」

 スポーツを一緒に楽しみながら意中の相手を見つける「スポーツ婚活」をご存じですか? ランニング婚活は「ラン婚」、フットサル婚活なら「サル婚」。もちろん「ボウ婚」、つまり「ボウリング婚活」も存在します。

 とあるイベント企画会社は、ボウ婚イベントを同じ日に全国47都道府県で一斉に実施しています。ボウリングで親睦を深めるのがメーンで、異性と一対一で会話できる自己紹介タイムなども用意されています。

 実施回数は既に10回を数え、次回は5月に開催されます。参加できるのは男女とも20〜40歳くらい。参加費は各地で異なります。他にもいくつかの業者が同様のイベントを企画しています。興味のある方はインターネットなどでチェックしてみてください。 (鶴田真也)

 (毎週金曜日の紙面に掲載。)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ