トップ > 中日スポーツ > スポーツ > コラム・エンジョイボウリング一覧 > 記事

ここから本文

【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「スペアの取り方 3番、6番、10番ピン」 名和秋

2014年3月7日 紙面から

3番ピンを狙って投げる名和秋プロ=相模原パークレーンで(市川和宏撮影)

写真

 少し難しい右端の10番ピンを中心に、向かって右側にある3番ピン、6番ピンがそれぞれ1本ずつ残った時のスペアの取り方をマスターしましょう。アプローチと呼ばれる助走エリアの左側から対角線上に狙って投げます。今回は名和秋さん(34)がレクチャーします。

苦手な人多い「テンピンタップ」

 1投目を投げてストライクの手応えがあったのに、なぜか1本だけ残ってしまう−。ボウリングでそんな経験をされる方がほとんどではないでしょうか? プロの世界でも最も残りやすいのが右端の10番ピン。このピンだけが残ることを「テンピンタップ」と呼んでいます。このピンを取るのが、最も苦手と考える人が多いと思います。

 前回は向かって左側のピンの狙い方を説明しましたが、右側のピンについてもスペアを取る基本方法「3−6−9システム」がベース。目標のスパットを軸に対角線上にレーンを斜めに横切るような軌道で投げます。

10番ピンを狙うときは、助走エリアの左端に立つ

写真

 初心者の中には狙うピンに向かって板目と平行に真っすぐ投げてしまう方がいるかと思いますが、実はかなりのコントロールが必要です。しかも10番ピンの場合は最も右端に立っていますので、ガターに落ちる危険性が高くなります。

 「3−6−9システム」による立ち位置の基本は、ストライクを出すときの足の位置から板目3枚ずつ左にずらすものです。3番ピンの場合は左に3枚、6番ピンは6枚、10番ピンは9枚といった次第です。ただし、右側のピンを狙う場合は、そのシステムが完全にあてはまらないと考えてください。

(左から)3番、6番ピンを狙うときの立ち位置

写真

プロの場合はスペアボール使用

 このレッスンではストライクを出すにはレーン上にある板目10枚目のところにある2番スパットを目標にすると教えてきました。ところが、その通りに投げるとガターに落ちてしまう恐れが出ます。ボールがナチュラルフックになりがちで、右投げの場合、左側から対角線にボールを投げると右のガター側に膨らむようなラインをたどるからです。

 ですから、右側のピンを攻める場合は、あらかじめ10番ピンを狙うときの目標物や立ち位置を決め、そこを基準に投げることが多いです。立ち位置は個人によってバラバラですが、左から板目5枚目(スタンディングドットが7つある場合は左端のドット)を両足で挟んだ辺りが一つの目安でしょうか。ちなみに10番ピンでは3番スパットもしくは真ん中の4番スパットを狙って投げるケースが多いです。

 「3−6−9システム」だと3枚ずつ移動しますので、6番ピン、3番ピンは10番ピンの立ち位置を基準に右に移動します。曲がりにくい場合はずらす板目を1〜2枚ずつ増やすなどして調整します。

 実際に左端から投げるときの景色は1投目とはまったく異なります。10番ピンだけを狙う練習を積む機会自体が少ないかもしれないですが、ボウリングではストライクを出すときの立ち位置以外に10番ピンを倒すときの立ち位置も重要です。自分の投げ方にあった立ち位置を探し出して体にたたき込んでください。

 マイボールを使うプロの場合は、曲がらない素材で作られているスペアボール(カバーボール)で10番ピンを狙うケースがほとんどです。

 名和秋(なわ・あき) 1979(昭和54)年11月15日生まれ、34歳。東京都出身。163センチ、右投げ。東京農大一高、国学院大を経て2002年にプロ入り(35期)。父正年さんはドリラー(ボールの指穴開け技術者)、母礼子さんは元プロボウラー。公認パーフェクトは2回。プロ通算2勝。昨年10月にレギュラーツアー初Vを飾った。P★リーグでは第2戦で優勝。キャッチフレーズは「サイレント・ビューティー」。相模原パークレーンズ所属。

 ◆取材協力・相模原パークレーンズ 【住所】相模原市中央区相模原2の7の4((電)042・755・1110)

 【営業】年中無休。平日午前10時〜翌午前1時(金曜・祝前日は翌午前3時まで)、土曜午前9時〜翌午前3時(日曜・祝日は翌午前1時まで) 【通常料金】1ゲーム580円(一般) 【アクセス】JR横浜線・相模原駅南口から徒歩3分

ボウリング豆知識 102歳ボウラー

 毎年9月1日に「全国長寿ボウラー番付」が日本ボウリング場協会から発表されます。平成25年度は、岐阜県下呂市在住の吉野幸作さんが全国最高齢ボウラーとして東の筆頭横綱に認定されました。御年何と102歳(発表時は101歳)。明治45(1912)年1月18日の生まれです。

 長男夫人の美代子さんによると、ボウリングを始めたのは86歳の時で地区の青年団に誘われたのがきっかけだそうです。ベストスコアは190。昨年末までは週1回のペースでボウリング場に通っていました。ちなみに孫の吉野操さんはプロボウラーです。

 番付は協会加盟のボウリング場を月1回以上利用している高齢者を調査したもので、本年度は90歳以上が172人(男性127人、女性45人)でした。 (鶴田真也)

 (毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ