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【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「スペアの取り方5番ピン」 小林あゆみ

2014年2月21日 紙面から

「3−6−9システム」を駆使して小林あゆみプロが投じたボールは見事に5番ピンに命中=東京都板橋区のトミコシ高島平ボウルで(市川和宏撮影)

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 スペアの取り方について学んでいきます。ボウリングで最も使われる手法に「3−6−9システム」があります。狙うピンによって立ち位置の板目を変える方法です。このシステムを使って、まずは5番ピンの倒し方をお教えします。今回は小林あゆみさん(24)がレクチャーします。

複数ピン残ったら一番手前を基準に

 基本形のスペアの取り方が「3−6−9システム」です。

 簡単に言うと、スパットを支点として対角線上に狙っていく方法で、狙うスパットは1投目と変えず、立ち位置を調整します。向かって左側のピンが残った場合は、基準となる立ち位置の右側から、その反対に右側のピンが残った場合は、左側から投げるという考え方です。

 ピンとピンの間はちょうど板目3枚分です。狙うピンが1ピン移動するごとに立ち位置の板目を反対側に3枚、6枚、9枚ずらすことから「3−6−9」という名称になっています。例えば、7番ピンが残った場合は、アプローチの右端から角度をつけて投げることになります。複数のピンが残った場合は、キーピンと呼ばれる一番手前にあるピンの場所によって立ち位置をずらすことになります。

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 さて、これから具体的なピンの狙い方について説明していくことになりますが、今回は手始めに5番ピンです。トライアングルの真ん中に立っていることから「キングピン」とも呼ばれています。実戦でもポケットを狙ったボールの曲がりが足りないと、このピンだけが残ることがあります。

小林プロが5番ピンを狙うときの立ち位置

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私の場合つま先を真ん中のドットに

 立ち位置はストライクを出しに行くときと同じで、板目をずらすことはありません。狙い方は人それぞれですが、このレッスンで設定している2番スパットを目標にした場合を説明します。

 立ち位置は外側から10枚目の板目を腕が通るポジション。アプローチ(助走エリア)にあるスタンディングドットが5つの場合は、最も端にあるドットに腕がかかるように立ちます。7つの場合は外側から2番目です。もちろん、立ち位置は十人十色です。15枚目のドットをまたぐかたちで立つ人もいますし、違うスタンスの人もいます。左利きの私の場合は、真ん中のドットに右のつま先を合わせるように心掛けています。

5番ピンの倒し方の一例 ※右利きの場合

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 実際に5番だけが残ったとしましょう。そのときにストレートボールをレーンの真ん中の板目20枚目から真っすぐに投げればいいと思っていませんか。この方法でも間違いではありませんが、板目1枚という狭いゾーンの上を真っすぐ通すのは、非常に難しいです。一方で斜めからナチュラルフックのボールを投げた方が狙い幅が広く、ボールが板半枚分ずれても、狙ったピンが倒れる可能性があります。

 もちろん、レーンのコンディションによって曲がり具合が異なりますので、板目1枚分、ずらすなど微調整をすることもあります。ちなみにイラストでは分かりやすく真ん中のスパットを基準にしています。

 このほかに立ち位置を変えずに目標となるスパットを倒すピンによって変えていく「2−4−6システム」がありますし、いくつもの細かい方法論が存在します。

 小林あゆみ(こばやし・あゆみ) 1989(平成元)年11月19日生まれ、24歳。栃木県出身。159センチ、左投げ。小学5年でボウリングを始め、高校時代に国体の少年女子団体で2年連続準優勝。2011年にプロ入り(44期)。妹の小林よしみもプロボウラー。公認パーフェクトは未達成。プロ通算3勝。P★リーグでは第35戦で優勝。キャッチフレーズは「華麗なる左腕」。トミコシ高島平ボウル所属。

取材協力・トミコシ高島平ボウル 【住所】東京都板橋区高島平1の79の3 トミコシ会館3階((電)03・3936・1411) 【営業】年中無休(午前10時〜午後11時) 【通常料金】1ゲーム450〜550円(一般) 【アクセス】都営地下鉄三田線・西台駅から徒歩1分

ボウリング豆知識 4大メジャー

 ゴルフやテニスのようにボウリングでも4大メジャー大会があります。「全米オープン」(1942年から)、「USBC(全米ボウリング評議会)マスターズ」(51年から)、「PBA(全米プロボウリング協会)世界選手権」(60年から)、「PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズ」(65年から)です。

 また、米国では19世紀に大リーグのようにアメリカンリーグ、ナショナルリーグと2つのリーグがしのぎを削っていたことがあります。

 なお、アメリカンフットボールのプロリーグ「NFL」の頂上決戦をスーパーボウルと言いますが、同様の名前のボウリング大会は存在しないそうです。

 日本でもPBAと日本プロボウリング協会が共催する国際大会「ジャパンカップ」が毎年開催されています。 (鶴田真也)

 (毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

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