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【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「投球の目標」 小林あゆみ

2014年1月31日 紙面から

小林あゆみプロは左利きのため左から2番目のスパットを狙う=東京都板橋区のトミコシ高島平ボウルで(斉藤直己撮影)

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 前回は狙い方の基本でもあるスパットボウリングについて解説しました。では、ストライクを出すためには、どのスパットを目標に定めれば、いいのでしょう。今回は小林あゆみさん(24)がレクチャーします。

基本的にはスペアも同じ

 厳密に言うとボウリングには方法論がいくつもありますので、投げ方や考え方によって狙い方は人それぞれです。が、基本的な考え方として、ストライクを出しに行くときもスペアを取りに行くときも、同じスパットを目がけて投げます。

 目標となる印は10枚の板目にある2番スパットです。レーン上には「▲」の印がV字に7カ所打ってあります。私のような左利きの場合は、そのうち左から2番目、右利きはその反対に右から2番目を狙います。マイボールの場合はボールの曲がり幅も異なるので、多少は立ち位置を変えますが、最初に目標を決め、それは変えないように心掛けましょう。

 「なぜ目標が2番スパットになるの?」。こんな疑問を抱く人がいるかもしれません。単純に考えれば、レーンの真ん中から最も手前の1番ピンを目がけて真っすぐにボールを投げれば、全部のピンが倒れると思いませんか?それが違うんです。

 実際に真っすぐのボールでド真ん中を狙うと、複数のピンが離れて残る「スプリット」が出る確率が増えるんです。ストライクが出やすいのは、ポケットと呼ばれる1番ピンと3番ピン(左投げは1番ピンと2番ピン)の間。そこをある程度角度をつけて狙うことです。理論的にも2番スパットを通すボールの軌道が最も適しているとされています。

ストライク出すために狙うはこのスパット

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私の場合はドットも目安に

 ちなみに私がどのような狙い方をしているかというと、オイルコンディションにもよりますが、試合前の練習では最初に2番スパットを目標にして投げます。その時にイメージ通りの軌道でなかった場合は3番スパットに狙いを切り替えることもあります。

 その後はスパットよりも手前のガイドドットを気にしながら、目標となるスパットからガイドドットまでを線で結んだイメージで投げています。前回も紹介しましたが、これが「ラインボウリング」という考え方です。ただ、初心者の方は、ある程度腕前が上がるまでは、スパットを目標にして練習を積んだ方がいいと思います。

 指導者によって教え方は異なります。ここでは2番スパットを勧めていますが、目標が2番スパットと3番スパットの間だったり、スペアを取るときに別のスパットに目標を据えたりすることもあります。ボウリングの世界は十人十色。答えは一つではありません。いろいろなポイントを応用しながら、スキルを磨いてください。

 小林あゆみ(こばやし・あゆみ) 1989年(平成元)11月19日生まれ、24歳。栃木県出身。159センチ、左投げ。小学5年でボウリングを始め、高校時代に国体の少年女子団体で2年連続準優勝。2011年にプロ入り(44期)。妹の小林よしみもプロボウラー。公認パーフェクトは未達成。プロ通算3勝。P★リーグでは第35戦で優勝。キャッチフレーズは「華麗なる左腕」。トミコシ高島平ボウル所属。

取材協力・トミコシ高島平ボウル 【住所】東京都板橋区高島平1の79の3 トミコシ会館3階((電)03・3936・1411) 【営業】年中無休(午前10時〜午後11時) 【通常料金】1ゲーム450〜550円(一般) 【アクセス】都営地下鉄三田線・西台駅から徒歩1分

ボウリング豆知識 ホワイトハウスにも南極にもボウリング場

 意外なところにボウリング場があります。

 例えば米大統領が執務するホワイトハウス。地階の中央部にあり、第二次世界大戦後の1947年に造られました。当時の大統領の名にちなんで「トルーマン・ボウリング場」と名付けられています。オバマ現大統領が就任した際にバスケットコートへの模様替えを唱えましたが、現在も撤去されることなく残っているそうです。

 南極のマクマード基地(米国)にもボウリング場があります。ピンを配置する機具はありますが、自動ではなく手動式。ピンの回収も人力です。2つのレーンが設けられています。夏季には1000人近くが滞在する大規模施設で、観光客にも開放されているそうです。かつては原子力発電所も基地内で稼働していました。 (鶴田真也)

(毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

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