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【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「フォロースルー」 谷川章子

2013年12月6日 紙面から

谷川プロの美しいフォロースルー。フィニッシュが格好良く決まれば、投球フォームは合格だ

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基本動作編ラスト

 基本動作の最終項目はフォロースルーです。いわゆるボールを投げた直後の決めのポーズのことですが、一連の動作に欠陥があるかどうかを示すバロメーターにもなります。今回は谷川章子さん(36)がレクチャーします。

格好良く決まれば投球フォーム合格

 ボールを離した後も動作は続きます。それがフォロースルーです。投球フォームの欠点は、最後のこの動作にすべてが現れるといっても過言ではありません。

 分かりやすいように右投げで説明します。リリース後に振り上げた腕は右耳の横が基本です。肩の上方に真っすぐに上げるフォームが最も安定しているんです。中にはリリース後に腕を途中で止めてしまう人もいますが、これではボールにスピードや回転がつかず、ピンを倒す破壊力につながりません。

 リリースと同時に踏み出す足については左足を少し曲げます。さらに体が左右にぶれないように左腕を広げてバランスを取ります。右足は左足の後ろから横に流します。プロでも足を宙に浮かせたり、床に滑らせたりしている人がいますし、自分のやりやすいような形で構いません。ですが、真後ろに蹴るのではなく、できるだけ横方向に流すフォームがいいでしょう。そのときに体も突っ込みすぎないようにします。あごを引いて頭が上がらないように気を付けましょう。

斜め後ろから見たフォロースルー=愛知県岡崎市の岡崎グランドボウルで(金田好弘撮影)

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決めポーズ 6つのポイント

 投球はアドレス、ブッシュアウェー、ダウンスイング、トップ、フォワードスイング、リリースの順で動作が移りますが、どこかに無理があるとフォロースルーが決まらないことが多いです。手が顔にかぶったり、体の外側に離れたりしているときは一連の動作が崩れている証拠。狙った方向にボールは進んでくれません。おそらくボールが重いか、直前の動作に何らかの欠陥があるのではないかと思われます。

 右投げの場合のチェックポイントは(1)重心が左足にすべてのっているか(2)目線は目標(スパットなど)に向いているか(3)右足は横に流れているか(4)左手が横に広がっている(5)上体が左右にぶれていないか(6)右腕が高く上がっているか−の6点です。

 野球でもゴルフでも「フォロースルーが大切」とよく言われます。何よりもスポーツは形から入るのが大事です。フォロースルーが格好良く決まっていれば、あなたの投球フォームは合格です。上達度もさらに増していくことでしょう。

 これで投球の基本動作はひとまず終了。次回は「スコアの見方」です。

 谷川章子(たにがわ・あきこ) 1977(昭和52)年10月25日生まれ、36歳。愛知県出身。167センチ、右投げ。愛知・享栄高時代はソフトボールの選手。ビューティーカウンセラーとして一般企業に勤めていた23歳の時にボウリングを始め、2004年にプロ入り(37期)。公認パーフェクトは5回。プロ通算5勝。P★リーグでは第10戦で優勝。キャッチフレーズは「ビューティー・ハニー」。グランドボウル所属。

取材協力・岡崎グランドボウル 【住所】愛知県岡崎市日名北町1の1((電)0564・22・5522) 【営業】年中無休(午前7時から翌午前5時) 【通常料金】1ゲーム600〜700円(一般) 【アクセス】愛知環状鉄道北岡崎駅から徒歩1分

ボウリング豆知識 日本人初のパーフェクト

 1957(昭和32)年8月2日。この日に日本人初のパーフェクトゲームが生まれました。

 達成したのは後にプロ1期生となった岩上太郎さんで現在は御年78歳。練習ゲームながら、民間初のボウリング場、東京ボウリングセンター(TBC)で快挙を成し遂げました。当時は同施設でピンを並べる係員「ピンボーイ」をしていたそうです。

 2人目は60年7月6日に日本ボウリング連盟月例会で達成した粕谷三郎さん。これが日本初の公認記録です。その7年後の67年に日本プロボウリング協会が発足し、粕谷さんもプロ1期生となりました。

 ちなみにTBCは東京・港区の神宮球場隣にかつてありましたが、87年に東京の吉祥寺第一ホテルの地下に移転。現在も営業を続けています。 (鶴田真也)

(毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

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