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【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「ボウリング場の設備」 小林あゆみ

2013年9月27日 紙面から

ボウリングのピンを手にポーズをとる小林あゆみプロ=東京都板橋区のトミコシ高島平ボウルで(武藤健一撮影)

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 ボウリング場の競技設備について学びましょう。ボールが転がる廊下状のレーンの長さや独特の形状をしているボウリングピンの大きさを知ることで、プレーに厚みが増します。今回は小林あゆみさん(23)がレクチャーします。

小さく見えるけど実は大きいピン

 ボウリングと野球の共通点をご存じですか。ボールを転がす廊下のような構造物を「レーン」と言いますが、その長さは投手板から本塁までの距離とほとんど同じなんです。レーンの先端から一番手前のピンまで18・288メートル(60フィート)。対して投手板から本塁までは18・440メートル(60フィート6インチ)。人間がモノを投げて正確に狙える限界がこの長さとも言われます。

 ボウリングには9ピン制の競技もありますが、日本では10ピン制が主流です。ピンは一番手前の1番ピンを頂点に正三角形で並んでいます。2列目は左から順に2番ピン、3番ピン。最も奥の列の右端が10番ピンです。ちなみに三角形の真ん中に位置する5番ピンは「キングピン」とも呼ばれます。

 プレー中はピンが小さいように感じるかもしれませんが、実物は日本酒の一升瓶くらいあります。高さは38・1センチで重さは約1・6キロ。ボールの直径が約21・8センチですから、ボールの方が小さく感じます。

 レーンは国際基準にのっとっています。幅は1・066メートルで、その外側に左右ともに溝が切られています。よく「ガーター」と呼ぶ方がいると思いますが、正しくは「ガター」。そこにボールが落ちると得点になりません。歴史の古いボウリング場はレーンの材質にメープル(カエデ)や松などを使っているところがありますが、最近では傷みにくいプラスチック製にしているところが多いようです。

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ピン誤配置の時はリセットボタン

 レーンにはオイルが引かれています。ただし、塗られているのはレーンの途中まで。ピンの近くには引かれておらず、そこでボールの曲がり方が微妙に変化します。ボウリング場によってオイルの引き方はさまざまで、レーンの材質によってもボールの曲がり方が変わります。

 一度投げたボールはリターンラックに戻ってきます。ボウリング場は隣り合わせの2レーンで一つのリターンラック(ボールが戻る台)を共有します。隣のレーンで楽しまれている方のボールと間違わないように気を付けましょう。ピンは機械で自動的にセットしてくれますが、正しくセットされていない場合はラックに備え付けられた「リセットボタン」を押すと配置し直してくれます。

 レーンの途中に「スパット」と呼ばれる三角形のマークがついています。初心者の方はあまり気にされないかもしれませんが、プロにとっては重要なマークなんです。これについては、次回の谷川章子プロがあらためてレクチャーします。

 小林あゆみ(こばやし・あゆみ) 1989年(平成元)11月19日生まれ、23歳。栃木県出身。159センチ、左投げ。小学5年でボウリングを始め、高校時代に国体の少年女子団体で2年連続準優勝。2011年にプロ入り(44期)。妹の小林よしみもプロボウラー。公認パーフェクトは未達成。プロ通算3勝。P★リーグでは第35戦で優勝。キャッチフレーズは「華麗なる左腕」。トミコシ高島平ボウル所属。

取材協力・トミコシ高島平ボウル【住所】東京都板橋区高島平1の79の3 トミコシ会館3階((電)03・3936・1411)【営業】年中無休(午前10時〜午後11時)【通常料金】1ゲーム450〜550円(一般)【アクセス】都営地下鉄三田線・西台駅から徒歩1分

ボウリング豆知識 支配人だったタモリさん

 昼のテレビ番組でおなじみのタレントのタモリさんはボウリング業界の出身です。芸能界入りする前は郷里の九州で、さまざまな仕事に就きました。その一つがボウリング場の支配人。当時はまだ20代でした。

 地元の関係者によると、勤務先は大分県日田市にかつてあった「日田雅叙園ボウル」だそうです。現在は跡地にホームセンターなどが建てられています。

 タモリさんはその後、ジャズピアニストの山下洋輔さんと運命的な出会いをします。福岡のホテルでの酒席に堂々と乱入。密室芸といわれるデタラメな外国語がバカウケしたことをきっかけに上京を果たします。漫画家の故赤塚不二夫さんの私邸に居候し、芸能界デビューしたのが1975年。人生のストライクを見事に奪いました。 (鶴田真也)

(毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

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