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【コラム エンジョイボウリング】

プロが教える「ハウスボールの選び方」 谷川章子

2013年9月13日 紙面から

力強いフォームでボールを投げ込む谷川プロ=愛知県岡崎市の岡崎グランドボウルで(田中久雄撮影)

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 上達の第一歩はボールの選び方から。自分に最もフィットするタイプを見つけるコツを伝授します。まずはボウリング場に無料で備えられている手軽なハウスボールでボウリングを楽しくマスターしましょう。今回は谷川章子さん(35)がレクチャーします。

試しに振ってみて「少し重い」ぐらいが目安 最適ポンド数 覚えておこう

 初心者の方はボールを持つとずしりと重く感じると思います。重い方がピンがよく倒れるんです。その代わり腕の力が弱いとそれだけコントロールがしにくくなります。

 ボールの重さはポンド表示です。1ポンドは約0.45キロ。たいていの施設では6〜16ポンド(約2.72〜約7.25キロ)のハウスボールが用意されているはずです。私が大会で使っているのは15ポンド(約6.8キロ)のマイボールですが、一般男性は12〜15ポンド。女性で力のない人は7、8ポンドを、力がある人は9〜11ポンド程度をそれぞれ選んでみてください。

 ボールに指を入れたら、まずは体のわきから腕を下ろし、軽く前後に振って感触を確かめてください。言葉で表現するのは難しいですが、少し重いなと感じるくらいが目安です。「自分の体重の10分の1」とする解説書もありますが、自分の腕力と照らし合わせるのが第一です。

 実際は歩きながら勢いをつけて投げますので、感覚は少し違ってきます。何回かゲームを重ねていくうちに最も適した重さのボールを見つけられるはずです。これだと思うボールの重さは覚えておいてください。

(下)親指を回してみて、きつすぎず、緩すぎずが、穴のサイズのベスト

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 手のフィット感も大事な要素です。連載第1回で握り方を説明した通り、ハウスボールの場合は「コンベンショナルグリップ」と言って中指と薬指は第2関節のところまで穴に入れます。親指は付け根までです。影絵のキツネのような形ですが、これが最も力が入りやすい握り方なんです。

親指をクルクル ベストフィットを探そう 穴のサイズはSML3種類

 本来はボールの表面と手のひらがしっかりとフィットするのが理想的です。が、ハウスボールは不特定多数の方に合うように穴が開けられています。手のサイズはまちまちですから、指や手がうまく合わないことがあります。最も大事なのは親指がどれだけ穴にうまくフィットするかです。

 穴のサイズは大きく分けてS、M、Lの3種類があります。まずは親指を根元まで入れて左右にクルクルと回してみてください。きつくもなく、緩くもなくがベストです。親指の穴が大きいと投げるときにすっぽ抜けることがありますし、小さいと、うまく指から抜けないことがあります。しかもサイズが合っていないと1ゲームを投げただけで、指や腕が疲れてくると思います。

 中指、薬指の穴についてはハウスボールの段階では気にしなくていいです。中指と薬指の穴の位置はボールによって違います。この間の長さを「ブリッジ」と言います。マイボールに切り替えれば、ブリッジの長さも大事になりますが、まずは持った時に安定感を得られやすい広めのボールをお勧めします。

 ちなみに親指から中指、薬指までの長さを「スパン」と言います。こちらの用語も覚えておくと便利です。

曲がりにくいハウスボール

 手軽なハウスボールは、オーダーメードのマイボールと全く別のものと考えてください。マイボールと比べて非常に曲がりにくいんです。ハウスボールの表面素材はレーンとの摩擦が少ないプラスチックやウレタンがほとんど。一方のマイボールにはウレタン樹脂に軟化剤を添加したリアクティブウレタン、ガラス球などが混じるテクスチャー系など曲がりやすい素材が使われています。内部にはコアと呼ばれる中玉があり、その形を工夫し、重心をずらすことで曲がりやすくすることができます。

 谷川章子(たにがわ・あきこ) 1977(昭和52)年10月25日生まれ、35歳。愛知県出身。167センチ、右投げ。愛知・享栄高時代はソフトボールの選手。ビューティーカウンセラーとして一般企業に勤めていた23歳の時にボウリングを始め、2004年にプロ入り(37期)。公認パーフェクトは5回。プロ通算5勝。P★リーグでは第10戦で優勝。キャッチフレーズは「ビューティーハニー」。グランドボウル所属。

取材協力・岡崎グランドボウル 【住所】愛知県岡崎市日名北町1の1((電)0564・22・5522) 【営業】年中無休(午前7時から翌午前5時) 【通常料金】1ゲーム600〜700円(一般) 【アクセス】愛知環状線北岡崎駅から徒歩1分

ボウリング豆知識 「ガッツポーズ」の本当のルーツは……

 スポーツ界でよく使われる言葉に「ガッツポーズ」があります。拳を突き上げて喜ぶ姿を表現したものですが、実はボウリングに由来していることをご存じですか?

 一般的には元プロボクサーのガッツ石松さんが、1974年4月11日に世界王座を初奪取したときに喜んだ姿がガッツポーズのルーツといわれ、試合のあった日にちなんで4月11日は「ガッツポーズの日」と呼ばれています。

 しかし、実際は60年代にボウリングが流行したときに誕生した言葉だそうです。72年末に発行された専門誌「週刊ガッツボウル」でも「自分だけのガッツポーズをつくろう」という特集が組まれました。

 大会中継を実況したアナウンサーがその雑誌名を拝借してガッツポーズと表現したのが始まり−との説もあります。

 (鶴田真也)

(毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。)

 

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