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【格闘技】

井上尚弥が満票でMVP 2018年度表彰式で

2019年2月9日 紙面から

最優秀選手賞を受賞した井上尚弥=東京ドームホテルで(高嶋ちぐさ撮影)

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 ボクシングの2018年度年間表彰式が8日、東京都内で行われ、世界3階級制覇を果たし、昨年の世界戦2試合連続初回KO勝ちしたWBAバンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が4年ぶり2度目のMVPを受賞した。井上尚はKO賞も獲得し、中日新聞東京本社の古賀健一郎スポーツ事業部長から笑顔で副賞を受け取った。技能賞は世界最速タイとなるプロ12戦目で3階級を制したWBOフライ級王者・田中恒成(23)=畑中。殊勲賞は37年ぶりに米国での世界タイトル奪取を果たしたWBOスーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(28)=伴流=が選ばれた。

 MVPに井上尚の名が呼ばれると、当然と言わんばかりに会場から祝福の拍手が湧き起こった。選考を任された担当記者の投票も異例の満票。3階級制覇した5月のマクドネル(英国)戦が1回1分52秒TKO、同10月、元王者パヤノ(ドミニカ共和国)を迎えたV1戦が1回1分10秒KO−。衝撃の2試合連続初回KOが他の候補者をかすませた。

 「満票はうれしすぎですね。去年は自分でも納得いく試合ができた。見た人も同じ気持ちだったというのはモチベーションになる」。この日は昨年末にWBC同級暫定王座を勝ち取った弟・拓真(23)が優秀選手賞、兄弟を世界王者に育てた父・真吾トレーナー(47)もトレーナー賞に選ばれ、「家族でやってきて(そろって)賞をもらえてうれしい」と喜び倍増だった。

 次戦はバンタム級の4王者集結トーナメント・ワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)準決勝。対戦相手はIBF王者ロドリゲス(プエルトリコ)だ。ただ、開催地も日程も未定で、所属ジムの大橋会長も「4月か5月に米国か英国で、とは決まっているが…」と渋い表情だった。

 それでも井上尚は意に介さない。「今回は相手が決まっているので問題ない。第一目標がWBSS優勝なのは変わらない」と意気軒高だった。

 試合間隔が空いた分、バラエティー番組などにも多数出演した。「業界の活性化につながればと思って。年齢的にもボクシング全体を引っ張っていくことを意識しはじめました」。井上尚は“顔”としてボクシング界全体を背負って走り続ける。 (藤本敏和)

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