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【格闘技】

WBOフライ級王者・田中恒、3月中旬に元統一王者の田口と初防衛戦

2019年1月11日 紙面から

世界タイトルマッチの記者会見で、和やかな雰囲気の中でポーズを取る田中恒成(左)と田口良一=名古屋市中区のCBCで(岡本沙樹撮影)

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 ボクシングのWBOフライ級王者・田中恒成(23)=畑中=が、3月16日に岐阜市の岐阜メモリアルセンター内の「で愛ドーム」で同級4位の田口良一(32)=ワタナベ=と初防衛戦を行うことが10日、発表された。昨年9月に世界最速タイの12戦目で世界3階級制覇を達成した田中にとって、2017年12月に日本選手3人目の統一王者となった田口は以前から対戦を希望していた相手。両選手らは同日、名古屋市内で記者会見し、初めて地上波テレビの全国中継のメインを張る田中は「もちろん、倒しにいく。今回はブレークしたい」と意気込んだ。

 待ち望んでいた田口との一戦が、ついに実現。王者として迎え撃つ田中は、2カ月後の対戦へ早くも警戒を強めた。

 「印象として、相手が強いといわれる時ほど強い戦いをする。今回も、みんなが思っている以上に“来る”と思う」

 9歳年上の田口は、デビュー前から気になる存在だった。2013年8月、日本ライトフライ級タイトルマッチで王者の田口が挑戦者の井上尚弥に判定負けした試合を観戦。敗戦の中に強さを感じた田中は「同じ立場になったらやりたい、という気持ちが強くなった」と将来の対戦を熱望するようになった。

 一度は対戦が内定したものの、田中が17年9月のWBOライトフライ級タイトルマッチで両目の眼窩(か)底を骨折したため、次戦での対戦が白紙となった。それだけに、陣営もようやく実現した田口戦への思いを隠さない。ジムの畑中清詞会長(51)は「宿命の戦い。一度こっちの都合で振ってから、2年越しの“求婚”ですから」と力を込めた。

 将来的な4階級制覇を視野に入れるが、年内はフライ級を主戦場にする方針だ。「タイトルを取って、すぐに階級を上げることはしたくない」と田中。今回のタイトル防衛に成功すれば、自身と同じくデビューから無敗でWBA同級王座に君臨するアルテム・ダラキアン(ウクライナ)ら他団体の王者との統一戦が実現する可能性もある。

 出身地の岐阜で、テレビの全国中継のメインとなる今回はアピールにうってつけ。「田口選手はスタミナ、手数、リーチなどトータルで優れている。これから対策を練りたい」と万全の準備を整えるつもりだ。 (堤誠人)

 

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